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[Y☆voice118]大宮ユースDF工藤将太朗「トップの試合に出ることも今年の目標」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第118回は大宮アルディージャユース(埼玉)のDF工藤将太朗主将です。
 
 安定感やクレバーさが印象的なCBは左足キックという特別な武器も備えている注目のDF。すでにトップチームへ2種登録されており、周囲の期待の高さを感じさせています。今年の目標としてトップチームデビューを掲げているDFの現在感じている課題、武器とは?(取材日:5月15日)

―プリンスリーグの前橋育英戦(15日)は終了間際の得点で劇的な勝利
「結構自分たちも支配できていた。相手の時間帯になることもあったんですけど、自分たちがボールまわしてサイドを崩していたと思う。フィニッシュのところで苦戦したところはあったんですけど、最後まで自分たちのサッカーを続けてたんで、最後クロスのところから点が取れた。やり続けてよかったです」

―立ち上がりから気合十分の戦いだった
「最初勢いもって相手を押し込もうということをいつも言っている。きょうも最初の5分、10分で自分たちの主導権握ってやろうという話をしていて。毎回言っているんで今回もできたと思う。(中だるみしかけた時間もあったが)これもいつものことなんです。ああいう時間帯に失点してしまうことが多くて。それがこれからの課題ですかね」

―自分自身のプレーについては
「ある程度落ち着いてパスをまわせたと思う。きょうの内容は満足まではいかないですけど、まあまあかなと思います。(後半ロングボールを自重していたが)後半、相手のほうがボールを持ってることが多かったんで、長いボールで五分五分になるよりは近くでつないで、まずは自分たちのボールを長くしようと思った」

―今年の大宮ユースは
「サイドは本当に強いし、サイドのところでいつも破ってクロスからの得点というのも多い。みんな仲もいい。みんないつもまとまってやることも決まっているんで、バラバラにならず、やりやすいと思っています」

―勝ったことで得たものとは
「まだ1年間は長い。でもこういう勝ち方ができればこれからも活きてくると思う。強い相手になっても粘り強く最後までやって最後まで粘り強くやったからこそ、きょうも最後ああいう時間帯に点を取れたと思う」

―今年はどのような1年に
「トップに絡んでいけるように準備していきたいですし、トップのチームで出ることも今年の目標にしているんで、それをかなえるためには1対1の強さだったり、もうちょい身体の強さを見せていければと思う。(ポジションは)センターへのこだわりもありますけど、いっぱいボールを触れるところであればいいかなと。ただセンターが自分としてはしっくりくる。サイドバック時代もドリブルというよりもフィードで起点みたいなことをやっていた。左足のキックには自信を持っています」

―U-18代表でのレギュラー争いもあるが
「左足のキックだったり課題の1対1を克服していけば残っていける。可能性はまだまだあると思う。これからもっと頑張っていきたい」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」)

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