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[総理大臣杯]明治大、流通経済大がPK戦の末全国へ!関東代表5チームが決定!!

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 第34回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの出場権5枠を懸けた関東予選は6日、代表決定戦5試合が行われ、明治大、駒澤大、慶應義塾大、国士舘大、流通経済大が全国大会出場を決めた。

 Eブロック決勝の流通経済大対早稲田大は前半ロスタイム、右SB野田明弘(4年=広島ユース)が右足FKを直接ねじ込み早大が先制。リードした早大は堅い守備ブロックの中に相手を入り込ませず、逃げ切りを図る。だが、流経大は後半40分、敵陣中央から単独で切れ込んだ武藤雄樹主将(4年=武相高)が左足で鮮烈な同点ゴール。1-1で突入した延長前半10分、早大は野田が右サイドから逆サイドのゴールネットへと突き刺す一撃を決めて再び勝ち越すが、流経大は延長後半6分、1年生MF椎名伸志(青森山田高)のスルーパスから武藤が再び同点ゴールを叩き込んだ。2-2でもつれ込んだPK戦、早大GK菅野一弘(4年=早稲田実高)、流経大GK増田卓也(3年=広島皆実高)がともに相手の一人目のシュートをセーブするなどともに2人ずつが外して迎えた7人目で決着がついた。先行の流経大DF竹石翼(4年=流通経済大柏高)が決めたのに対し、後攻の早大FW佐々木絢也(3年=青森山田高)のシュートはゴールの左外へはずれ、流経大が5-4で勝った。

 Aブロック決勝は1月の全日本大学選手権優勝の明治大が2-2でもつれ込んだPK戦の末、法政大を4-2で下した。明大は前半13分、ジェフユナイテッド千葉特別指定選手のFW久保裕一(4年=名古屋U18)のゴールで先制。33分に法大DF上野恭平(4年=大津高)のゴールで追いつかれたが後半37分、ジュビロ磐田加入内定のMF山田大記(4年=藤枝東高)が勝ち越しゴールを決めた。それでも法大はロスタイム、FW浅田大樹(3年=法政大)のゴールで再び同点に追いつく。だが、PK戦で力尽きた。

 Bブロック決勝も90分間で決着がつかす、延長戦へ突入する熱戦となった。両チーム無得点で迎えた延長前半3分、駒大は1年生FW山本大貴(ルーテル学院高)のキープから途中出場のFW大塚涼太(4年=花咲徳栄高)が決勝ゴール。順天堂大を1-0で振り切った。

 中央大と慶應義塾大との対戦となったCブロック決勝は、前半18分にMF山浦公裕(2年=F東京U-18)のゴールで慶大が先制。中大は後半14分にMF永木亮太(4年=川崎F U-18)のゴールで同点とするが、慶大は試合終了間際の44分、清水エスパルス特別指定選手のFW河井陽介(慶應義塾大学)}}のパスから途中出場のFW森田達見が決勝ゴールを決め、2-1で競り勝った。

 また、Dブロック決勝は国士舘大の攻撃陣が爆発した。前半9分のFW岩崎晃也(3年=青森山田高)の先制ゴールを皮切りに、FW松本祐樹(4年=西武台高)、FW田中俊哉(3年=札幌一高)、MF斎藤一行(4年=新潟ユース)、そして岩崎がこの日2点目のゴールと筑波大から前半だけで5点の大量リード。後半3分にもDF瀬川和樹(2年=盈進高)のゴールで突き放した国士大が、筑波大の反撃をかわし6-2で快勝した。

【関東】
[代表決定戦](Aブロック)
明治大 2-1 法政大
[明]久保裕一(13分=補・山田大記)、山田大記(82分)
[法]上野恭平(33分)、浅田大樹(90分+2)

(Bブロック)
駒澤大 1-0 順天堂大
[駒]大塚涼太(93分=補・山本大貴)

(Cブロック)
中央大 1-2 慶應義塾大
[中]永木亮太(59分)
[慶]山浦公裕(18分=補・河井陽介)、森田達見(89分)

(Dブロック)
国士舘大 6-2 筑波大
[国]岩崎晃也2(9分=補・金子昌広、45分=補・瀬川和樹)、田中俊哉(19分)、斎藤一行(24分)、瀬川和樹(48分=補・佐藤優平)
[筑]森谷賢太郎(52分)、赤崎秀平(75分=補・八反田康平)

<写真>早稲田大vs.流通経済大。全国大会出場を決めた流通経済大イレブンが喜びを爆発
(文 吉田太郎)

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