beacon

[ナイキカップ][高校MOM254]作陽MF吉田匡志(3年)_活躍弾みにインターハイへ

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.26 THE NIKE CUP JAPAN西日本大会準決勝 京都橘高 0-3 作陽高 堺ナショナルトレセン]

 作陽の10番、MF吉田匡志(3年)がチームを決勝へと導いた。前半11分、2年生MF谷口将の右クロスに反応した吉田は自らのシュートのこぼれ球を素早くゴールへと蹴りこみ先制点を決める。その後も「自分は足が速くないからファウルを取り入った」と、間合いを詰めてくる相手を独特の個人技で外し、また抜ききれなくても確実にファウルを獲得するなど、相手ディフェンス陣のリズムを崩させた。
 「自分のよさは落ち着いてボールを触れるところ」とボールコントロールに自信を見せる吉田はやや粗いプレーもあった京都橘のプレッシャーに的を絞らせず、隙あらば一気にPAへ侵入するなど、その攻撃力で最後まで存在感を放っていた。そして主将としてチームを鼓舞して引っ張る姿に、この日指揮を執った中杉明裕コーチも「キャプテンとしてチームをよくまとめている」と目を細めていた。

 3年生の意地がある。2年時にはAチームで公式戦出場もしていた技巧派MFだが、競争の激しい作陽ではなかなかメンバーに割り込むことができていない。「判断スピードをもっと上げないといけないし、もっと体力もつけないといけない」と課題を口にする。現在の目標は沖縄で開催される全国総体でのメンバー16人入り。「THE NIKE CUP JAPAN」での活躍を弾みに公式戦でも存在感を放つ。

(取材・文 吉田太郎)

▼関連リンク
「THE NIKE CUP JAPAN FINAL」
名門・鹿児島実が「7.11 味スタFINAL」進出決定!!
「気持ちで負けない」作陽が京都橘下す!!
12時間バス移動でタフさ増した!タイトルこだわる鹿実が奈良育英に4-0勝利!!
4-0!“強い鹿実”復活へ「7.11勝ってイングランドへいく」(鹿児島実vs作陽)

TOP