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[Y☆voice106]流通経済大柏FW宮本拓弥「点取った後もう1点取る貪欲さが自分には必要」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第106回は流通経済大柏高(千葉)のU-18日本代表FW宮本拓弥選手です。
 全国高校選手権でも2ゴールを挙げたストライカーは中盤、最終ラインでも力を発揮することのできる万能型。圧倒的なフィジカル、そして左右両足から放たれるシュートを武器とするJ注目の逸材は昨年成し遂げる事のできなかった全国タイトルへ向けて、活躍が期待される年代別代表としてどのような一年を過ごすのか(取材日:4月10日)

―プレミアリーグ開幕戦(対三菱養和)はスーパーゴールを決めた
「自分はずっとシュートが課題だった。練習してきた形が出た。昨年の自分だったら力んでフカしていたと思う。(練習の成果で)プレーに余裕が出てきたと。チームの結果(3-0で勝利)から見たら役割も果たしたと思う。でも監督からは『まだまだ』と言われた。点取った後もう1点取る貪欲さが自分には必要」

―チームの出来は?
「地震があってみんなでやれない時期があった。コンビもできてなかった。でもゼロで抑えて3点取れたことはよかった」

―スカウト陣や代表関係者も見ている中での試合
「アップの時にU-18代表の吉田監督が来ているのが分かって、いいチャンスだと思った。代表でも自分の持ち味しっかり出すこと。自分はFWなんで、点を取ること。自分の持ち味を出していかないといけない」

―改めて自分の武器と考えているのは
「両足で強いボールが蹴れること。右利きだけど、左足でも同じように蹴ることができる。シュートレンジが広くなっても同じ形で蹴ることができる」

―昨年はあと一歩のところで日本一になれなかった
「昨年は優勝候補と言われてきて、ベスト8やベスト4で負けてしまった。優勝するためにもっとやるべきことを味方に伝える」

―背番号8はこだわり?
「8番が好きで1年の時に『8がいい』と言ったらずっと8になった」

―FW、ボランチ、いろいろなポジションができる武器もある
「みんなからも言われています。ボランチ、センターバックで出ることもあると思う。新チームになって中央大戦でセンターバックで出ました。センターバックだったら失点しないこと。厳しい試合になった時、身体が強くて身体を張れるのは自分なんでセンターバックもあるかも。でもやりたいのはFWです」

―プレミアリーグの目標は優勝
「西日本のチームとまだやっていないけど、自分たちも負けない自信がある。昨年よりも力があると言われている。経験のある自分たちがまとめていく」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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