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[Y☆voice107]三菱養和SCユースFW田鍋陵太「自分だけでなく、みんなが目立たなくてはいけない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第107回は三菱養和SCユース(東京)のU-18日本代表FW田鍋陵太選手です。
 J数クラブが注目する、世代を代表する快足アタッカー。局面を打開する突破力に得点力も備えた“怪物候補”は今年どのような成長曲線を描くのか。(取材日:4月10日)

―プレミアリーグ開幕戦(対流通経済大柏)を振り返って
「(流通経済大柏FW宮本)拓弥が1点目を決めてこれはしょうがないとしても、2点目、3点目が。特に2点目なんか向こうは1人で全部やってきているのに。ウチはいかないといけないところでいけていない」

―仕掛けからチャンスもつくったが
「自分で点取れなかったことが課題。チームとしてはサイドからの攻撃で、かける人数が少なかったし、ボランチが追い越す動きもなかった」

―この後(14日~26日)はU-18代表のアメリカ遠征
「(養和には)自分がいなくても勝ってくれるチームになってほしい。サイドを突破できる人、シュート打てる人と成長してできる人が出てくれば、今年の養和も怖いチームになる。オレがいないときに勝ってくれたらうれしい。ほんと、喜ぶと思います」

―U-18代表ではU-20W杯を目指すことになる
「世界とやる大会。いいプレーをして代表でも攻撃を引っ張ることができたらいい。(アジア予選で同組の)韓国にも勝たなくてはいけない。ここで勝てば自信つくと思う。ドリブルやセンタリング、抜け出してゴールに絡む、合わせられるプレーをする」

―今年チームではキャプテンを務める
「3年生が引退してから自然な流れでやってます。中学の時もキャプテンだったので。自分は前線で引っ張って勝ちにこだわっていきたい。(ただ)自分だけが目立つのではなくて、みんなが目立たなくてはいけない」

―プレミアリーグでの目標を
「残留が目標と言っているけど、みんな優勝を目指している。シーズンは長いので焦らずやっていきたい。(初戦は敗れたが)自分たちでここから詰めていくこと」

―進路も注目されているが進路を決断する決め手は
「今はグランパスとジェフしか行っていない(練習参加していない)けれど、機会があればいろいろなクラブに行ってみたい。最終的には自分がやっていて楽しいとか、プライベートの部分を含めて雰囲気のいいチームにいきたい」

(取材・文 吉田太郎)
連載:
「Youth star voice」

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