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[C☆voice_16]日本体育大DF田中優毅「自分を伸ばしてワールドユースへ」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第16回は関東2部の日本体育大に所属しながらもU-19日本代表の主力に名を連ねる右SB田中優毅選手(2年=四日市中央工高)だ。高校時代から無名の存在も現U-19日本代表の布啓一郎監督の抜擢に応えて年代別代表で活躍する攻撃的SB。豊富な運動量とスピードを活かしてゴールへ迫るDFの現在の課題と目標とは?

―関東2部のチームと代表。難しさは感じているか?
「それは意識しています。ここのレベルで合わせてやっていたら、代表に行ったときにギャップを感じてしまう。常に代表をイメージしながら、毎日練習している」

―代表では求められるものが多いと思うが?
「代表では守備での1対1、攻撃でのオーバーラップ・クロスを意識している。攻撃に関しては出来ていると思う。自分の課題は守備の面。あといくところなのかどうなのかといった状況判断や間合いについてももっと伸ばしていかなければならない。日ごろできない相手とできる代表は自分にとってプラス。レベルの低いところだけでなく、常に同じプレーができるようにしたい」

―年代別代表入りは当初驚きだった?
「(四日市中央工時代、)選手権前にイチフナ(市立船橋)と練習試合をして、その時に布さんが見に来ていた。そのときたまたま自分のプレーもよくて。最初メンバーに入ったときは四中工の監督から『選ばれたから』とだけ言われて、代表なんて考えていなかったから正直焦りました」

―今秋にはアジアユースが行われる
「選ばれたら(09年のAFC U-19選手権1次)予選でできなかった守備の状況判断など課題を埋めて、攻撃面などできたところを伸ばして頑張りたい。ワールドユースに出たいです」

―日体大の今年については
「日体は体力、運動量を多くするサッカー。今年は個人個人が特長をもっているし、1部に上がりたいという気持ちが強いです」

―四中工、日体で身についたものが多いと思うが
「四中工ではメンタル面ですね。甘えられない。でもコーチに厳しくしてもらって今は感謝しています。日体は先輩の意識が高さが勉強になっています」

―意識している選手は?
「アントラーズの内田選手はプレースタイルが似ていると思っています。運動量が多くて、オーバーラップのタイミングとか参考になります」

「攻撃面とか自信を持っている部分もあるけど、今のままでは将来Jで通用しない。もっともっと練習して伸ばしていきたいです」

(取材・文 吉田太郎)

連載:「College star voice」

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