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[MOM90]駒澤大DF酒井隆介(4年)_逆転劇の推進力に

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.4 総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント1回戦 環太平洋大 1-3 駒澤大 堺NTC]

 この日同点ゴールを決め、駒澤大の反撃の狼煙を上げたSB酒井隆介(4年=名古屋U18)。開幕前の記者会見でも岡田誠史コーチが注目選手として名前を挙げていたが、その岡田コーチに「中途半端なプレーをしていた」と言われるなど、前半はあまり積極的なプレーが見られなかった。

 しかし後半に入ると、思い切りのいいオーバーラップを見せるようになり、駒大の攻撃にアクセントを加えると共に、厚みをもたらした。得点もその攻め上がりによって、逆サイドからのクロスをファーサイドで合わせたものだ。

 反撃のきっかけを作り、勝利の立役者となった酒井だが、自身の出来については「失点するまでいいところを出せなかったのが自分の甘さだと思う。点を取れてよかったけど、もっと大人のプレーをしなければ」と反省する。チームとしての戦い方についても、「(関東大学リーグでは)相手の攻撃を受け止めることが多いので、自分たちが試合の主導権を握るという展開は正直難しかった」と語るように、貴重な経験を積むことができたようだ。

 準々決勝の相手は、細かいパス回しを得意とする高知大。「まずは自分たちの特徴である守備からしっかりと。今日のようにマークのズレから失点しないよう徹底していきたい」と、パスサッカー崩しへ意気込みを見せた。

<写真>※関東大学リーグより
(取材・文 谷口達也)

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連載:大学マン・オブ・ザ・マッチ

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