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川崎Fが広島に3-0快勝、ACLに弾み付ける連勝

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[4.10 J1第6節 広島0-3川崎F 広島ビ]

 川崎フロンターレは3-0の快勝でサンフレッチェ広島を下し、2連勝を飾った。前半6分、右サイドの高い位置でボールを奪うと、FW鄭大世のマイナスの折り返しからFWレナチーニョが右足を振り抜き、先制点。後半立ち上がりの5分にもFKの早いリスタートを受けたFW黒津勝が右45度の角度から左足でニアサイドを破る豪快なミドルシュートを叩き込み、2-0と突き放した。

 広島は後半10分、MF高柳一誠に代えてMF青山敏弘を投入。昨年10月に左ひざ内側半月板損傷の重傷を負い、長期離脱を余儀なくされていたボランチの約半年ぶりの復帰で、試合のリズムは変わった。後半26分にはFW佐藤寿人が左足で鋭いシュート。同29分には青山が自ら右足ミドルでゴールを襲ったが、いずれもGK川島永嗣に阻まれた。

 守護神の好セーブに応えたい川崎Fは後半31分、MFヴィトール・ジュニオールを投入すると、直後の34分、自陣内でボールを奪ったヴィトール・ジュニオールがそのままドリブルで独走。DFを振り切って中央を突破し、ゴール正面から左足でゴール右隅にねじ込んだ。ヴィトール・ジュニオールにとって昨年4月29日の京都戦以来、約1年ぶりのゴールがダメ押しとなり、川崎Fが完勝した。

 高畠勉監督は試合後のインタビューで「立ち上がりの先制点が大きかった。守備でしっかりブロックをつくって、ボールを取ってカウンターというのができていた。先制点が取れて、うちのペースでできた」とコメント。次戦は中3日で14日にACL城南一和戦を控える。「ACLは1勝3敗で、あとがない。しっかり準備して、勝ってホームに帰ってきて、望みをつなげたい」と早くも気持ちを切り替えていた。

(文 西山紘平)

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