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ACL敗退から中2日…川崎Fが4発逆転でショック払拭

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[5.1 J1第9節 川崎F4-2湘南 等々力]

 ACLショックを払拭した。4月28日のACL北京国安戦に0-2で敗れ、グループリーグ敗退が決定した川崎フロンターレ。アウェー戦からの中2日という過酷な日程だったが、4-2で湘南ベルマーレに逆転勝ちした。

 前半29分、DF臼井幸平の右クロスからFW阿部吉朗が豪快なバイシクルシュートを叩き込み、湘南が先制。川崎Fは同37分、左太腿痛で出場が危ぶまれていたFWレナチーニョがFWヴィトール・ジュニオールの左クロスに右足を伸ばして合わせ、同点に追いつく。

 直後の前半39分、川崎FはDF井川祐輔がPA内で阿部を倒してしまい、MF坂本紘司のPKで再びリードを許したが、後半20分、湘南の臼井がDF小宮山尊信に対する危険なタックルで一発退場となり、流れが一変した。

 後半23分、レナチーニョのこの日2点目で2-2に追いつくと、同28分には小宮山がドリブルで左サイドから切れ込み、右足でシュート。小宮山の移籍後初ゴールで、ついに逆転に成功した。

 後半44分にはFW登里享平のラストパスを受けたMF中村憲剛の今季初ゴールでダメ押し。大量4得点でリーグ戦は2連勝となった。

 クラブによると、小宮山は「フロンターレに来てから左サイドで突破してクロスというプレーがなかなかできず、ストレスがたまる日もあった。今日は点を決めてやろうと思っていた。やっとフロンターレの一員になれましたという感じ」とコメント。中村も「コミ(小宮山)がフロンターレでの初ゴールで勝ち越してくれた。チームにとってもコミにとってもよかった。自分のゴールはついでみたいなもの」と称えていた。

(文 西山紘平)

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