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前田が今季2度目の1試合2発、「W杯は夢ではあるけど…」

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[5.5 J1第10節 磐田2-1広島 ヤマハ]

 ジュビロ磐田はFW前田遼一の2得点でサンフレッチェ広島を2-1で下し、2試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 前半4分、MF森崎浩司のミドルシュートで先制を許す展開となったが、同18分、波状攻撃から同点ゴールを奪う。MF船谷圭祐が遠めからシュートを狙うと、DFに当たったボールをFWイ・グノがもう一度シュート。さらにDFに当たって浮いたこぼれ球を今度は前田がヘディングで流し込んだ。

 後半10分には高い位置でボールを奪ったイ・グノからのラストパスを受けた前田がドリブルで切れ込み、左足で勝ち越しゴール。今季2度目の1試合2発でチームを勝利に導いた。

 3日に誕生したばかりの男児(第二子)に捧げるゆりかごダンスも披露した前田。試合後のインタビューでは「“子供が生まれたから点取れるよ”って言われていて、ちょっとプレッシャーがかかっていた」と苦笑いしながらも「点を取られても、始めからうちのペースだったし、いけるという気持ちをもってやれたことがよかった」と力説していた。

 10日のW杯メンバー発表まで、残された試合は8日の神戸戦のみ。「(W杯は)もちろん夢ではあるけど、そればかり目指してもしょうがない。チームで結果を出すことだけを考えていきたい。まだ連勝がないので、連勝できるように頑張りたい」と、神戸戦でもチームの勝利のためにゴールを狙っていくつもりだ。

(文 西山紘平)

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