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千葉vs.川崎F 監督会見要旨

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[3.22 J1第3節 千葉 1-1 川崎F フクアリ]
 ともに今季未勝利の16位・ジェフユナイテッド千葉と14位・川崎フロンターレの一戦は、試合開始直後に千葉MF谷澤達也が先制ゴール。だが、川崎Fは後半13分にFWジュニーニョが同点ゴールを決め、1-1で引き分けた。以下試合後の監督会見要旨

<川崎F>
関塚隆監督
「後半やっていたサッカーは本来我々がやっていきたいサッカー。後半は今月の公式戦5試合で1番内容のあるサッカーができていたと思う。(中村に)マンマークをつかれていても、ボールを動かしていけば(相手の守備を)外すことができることが実証できたと思う」
―後半から谷口選手に代えて田坂選手を投入したが?
「(鼻骨骨折により)谷口は思うようにプレーできていない。前に基点をつくりたくて田坂を投入した。田坂は最初慌ててしまっていたところもあったが、決定的なチャンスを作っていたと思う」
―後半はミドルシュートが増えたが指示か?
「いいえ。DFが寄せてこないところを見て選手の判断で打ったと思う」
―ACLからメンバーを入れ替えた理由は?
「両サイドを代えたのは、SBの攻撃を活性化しないといけないと考えたから」

<千葉>
●アレックス・ミラー監督
「ゲームは予想通り、相手が攻めてきた。相手は2つのユニット、前の選手と後ろの選手という2つに分けてやってくるのは分かっていた。ウチの戦術的に正しかったことにより、向こうに突破されることがなく、クロスを入れられることもなかった。
 アレックスには中村を見ろということだったので(2人を除いた)10対10の形でプレーしようと言った。それについては良い仕事ができていたと思う。後半中村が前に飛び出す動きをしてきたことにより、ウチのDFがズルズルと後ろへ下がってしまった。寄せることができず、下村や中後のところのスペースでボールを持たれて主導権を握られてしまった。
 ウチが下がったところを決められてしまった。ミドルシュートを打たれてしまうところを対処しないといけないと思う。攻撃に関しては前半はボールをとったところが高く、巻にボールを入れて攻めることができた。だが後半はボールを奪う位置がPA付近となり、攻撃の面が出せなかった。1点取ったあとのチャンスを決めていれば結果も違ったと思う。(千葉は)精神的に強くならないといけない」
―アレックス選手を中村選手に付けていたが、こういったやり方を常にやっていくのか?
「そういったことはわからない。日本にそういう素晴らしい選手が何人いるか。中村は賢い選手。中村はアメリカンフットボールのクォーターバック(司令塔)かのようにタイミングよくボールを受け、的確にパスを出してくる。彼は世界のどこへ行ってもプレーできるだろう。今日は彼のいいところを消すためにアレックスを使った。昨年終盤の川崎Fは1試合につき3、4点取るチームだったと思うが、今日の川崎Fはのいつもの攻撃の滑らかさというのはなかったと思う」

(取材・文 吉田太郎)

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