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隙突かれ2失点、大分が悪夢の11連敗

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[6.20 J1第14節 川崎F 2-0 大分 等々力]

 大分トリニータがリーグ戦11連敗を喫した。この日は川崎フロンターレの3トップに対応するために前日に急遽布陣を3バックから4バックへ変更。序盤はその変化が功を奏してか押し気味に試合を進め、FW家長昭博やFWウェズレイがミドルシュートを放つ。そして12分にはMF高橋大輔のスルーパスにMF鈴木慎吾が反応。決定的なシュートへと持ち込んだ。

 だが、勝っていないチームの苦しさか、一瞬の隙が失点に直結してしまう。26分、MF宮沢正史がピッチに倒れこんでいたところで「(スローインによって)試合が一端切られる」と判断した大分イレブンの足がストップ。この隙を突いた川崎F・養父雄仁のスルーパスをFWレナチーニョに押し込まれてしまった。
 そして後半16分に喫した2点目も川崎Fのクイック・リスタートに対応できなかったもの。序盤の入りは決して悪くなかった大分だったが、自ら崩れて連敗を伸ばしてしまった。MFエジミウソンやMF金崎夢生らの負傷欠場も影響し、ナビスコ杯の新潟戦で公式戦未勝利を16で止めた勢いを加速させることはできなかった。
 DF坪内秀介は失点シーンを振り返り、「当たり前のところをしっかりやらないと負けちゃう」と反省。GK西川周作は「もっと1人1人が走らなければいけない。大事なことは絶対に下を向かないこと。次は自信持っていい試合をして勝ちたい」と誓っていた。大分は次戦、首位鹿島をホームに迎える。

<写真>11連敗の大分
(取材・文 吉田太郎)

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