[7.18 J1第18節 川崎F 2-2 神戸 等々力]

　18日、川崎市の等々力競技場では4位の川崎フロンターレと16位・ヴィッセル神戸が対戦。川崎FのMF中村憲剛、神戸FW大久保嘉人の両日本代表がゴールを奪い合った一戦は、神戸が元日本代表DF宮本恒靖のオーバーヘッドシュートによる同点ゴールで追いつき、2-2で引き分けた。以下、試合後の選手コメント

<川崎F>
●MF横山知伸
「結果出せなかったし、(チームの疲れは)あると思うけど関係ない。バランスが悪かった。後ろからバランスを修正する声とかしっかりして、切り替えを早くしなければいけない」

●GK川島永嗣
「(宮本のシュートは)見えていたけど、あの場面は予測難しい。どこに飛んでくるか分からない」
―後半戦スタートは引き分けとなったが?
「気持ちを切り替えていい流れに乗りたいのはあった。次の試合で自分たちがどういうことができるか。一週間しっかりと臨みたい」

<神戸>
●MF古賀誠史
「(宮本のゴールの場面は)ゴール前に人が多かったので、とりあえず上げていこうと思った。ツネさん(宮本)がまさか打つとは思っていなかった」
―復帰して2試合目だが?
「まだ試合感は全然。自分と違う感じがする。でもチームのやり方は(昨年と)同じだから入りやすい」
―引き分けという結果については?
「勝ちたいと思ってプレーしているけど、今日はリードされていたことを考えると、よく勝ち点を取れたと思う」

●MF宮本恒靖
「先制されて追いついて、勝ち越されてまた追いつくことは簡単ではない。でも後半いい形で攻めができていたので勝ちにしたかった」
―ボランチ起用については?
「最後の方は(川崎Fの中村)憲剛が上がってきていたのでそこを詰めた。攻撃の意識についてはそれほど高く持っていない」
―ゴールについては?
「シュートのイメージあった。(入って)どう喜んでいいか分からなかった。みんな、『あれはない』『ミラクルだ』と。(自分も)どう喜んでいいか分からなかった。まだゴールシーンは見ていない。今一番早くやりたいことですね」

●FW大久保嘉人
「(ゴールを決めたが)勝っていない。しょうもない失点ばかりしている。(2点目の失点につながったCKを取られた場面も、ヘディングでクリアする選手の)周りの選手が声を出せば全く問題なかった。もったいなかった」
―宮本選手のゴールについては?
「(シュート体勢に入った時は)打つな、と思った。絶対に入らないと思ったからね。シュートを打ったらチャンス失うと・・・。そしたら入ったからね(驚いた)」
―攻撃面については?
「ゴール前で勝負したいけど、チャンスが少ない。チームに焦りが見える。今日なんか中盤がドフリーなんだからミドルシュートを狙ってもよかった。そういうところを修正していきたい。自信を持ってやっていない。やればできるんだから、メンタルが変わってくれば」

(取材・文　吉田太郎)