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得点ランク首位タイ浮上の石川「またゴールを求めていく」

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[8.1 J1第20節 川崎F 2-1 F東京 等々力]

 FC東京の元日本代表MF石川直宏が前半37分に右足で先制ゴール。この日試合のなかったG大阪のFWレアンドロの11得点に並び、暫定ながら得点ランキング首位タイへ浮上した。
 この日は前半1分に右サイドをドリブルで約50m独走し、7分にはMF梶山陽平が左サイドのライン際に送ったスルーパスに鋭く反応するなど、前半から相手の脅威となっていた石川。迎えた37分、ここ2試合なかった待望のゴールが生まれる。

 日本代表の左SB長友佑都が対面のDF森勇介をかわして左サイドをえぐる。PA内でフリーだった石川はその折り返しを丁寧に右足で押し込んだ。「周りとの連係のよさがゴールにつながっている」と石川。ただ、試合は後半ロスタイムの失点で1-2で敗戦。リーグ戦で5月24日以来となる敗戦を前回と同じくライバルの川崎Fに喫してしまった。

 これで石川は、川崎Fとのライバル対決「多摩川クラシコ」でゴールを決めた試合が3戦全敗。勝てば暫定3位へ浮上するチャンスだったが、それも川崎Fに阻まれた。ただ、石川は「(敗れてしまったが)またゴールを自分の中で求めていきたい」と前を向く。
 前回、川崎F戦での敗戦後にリーグ5連勝を飾ったF東京。好調を持続し、次のゴールを見据える石川を先頭に、2週間後の次戦から再び連勝街道をスタートさせる。

<写真>F東京MF石川
(取材・文 吉田太郎)

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