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救われた鹿島も驚く判断、興梠「中止になるとは…」

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[9.12 J1第25節 鹿島 中止 川崎F カシマ]

 首位鹿島アントラーズにとっては“恵みの雨”となった。勝ち点7差の2位・川崎Fに1-3と2点のリードを許し、残り時間は16分しかなかった。敗色濃厚の中、ピッチコンディション不良による中断、そして試合中止。この試合の取り扱いは15日の理事会で決まるが、過去の事例からいえば「0-0から再試合」となる可能性が高い。

 負ければ勝ち点4差に迫られていた首位決戦。再試合となれば、当然、正反対の結果を出すことも可能になる。

 ただ、FW興梠慎三も「これぐらいの雨なら(試合を)やったことはあると思う。中止になるとは思わなかった…」と驚きを隠せなかった今回の中止決定。救われた格好の鹿島の選手でさえ、単純に喜ぶわけにはいかない不可解な判断だった。

(取材・文 西山紘平)

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