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千葉vs山形 試合後の選手コメント

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[9.26 J1第27節 千葉1-2山形 フクアリ]

 J1第27節は26日、各地で7試合を行い、フクダ電子アリーナでは17位ジェフユナイテッド千葉と15位モンテディオ山形が対戦。残留争いの直接対決は、山形が前半26分にFW長谷川悠のゴールで先制。後半26分にMFミシェウのゴールで追いつかれたが、同28分にMF北村知隆が勝ち越しゴールを奪い、2-1で競り勝った。
以下、試合後の選手コメント

<千葉>
●FW巻誠一郎
―昼田宗昭シニアマネジャーのラストゲームだったが?
「ずっと練習場にも来てくれていたし、選手をサポートしてくれていた。サポーターにもこういう状況で少しでも改善して勝ち点3をあげたかったし、江尻さんにも昼田さんにもなんとしても勝ち点をあげたかった。こういう場面で試合を決められない自分に腹が立っている。僕らが実際にプレーをして、監督や昼田さんやサポーターの思いをピッチで表現している。それがなかなかうまくいかない状況にあって、僕らも非常に責任を感じている。特に僕はFWなので、点もあまり取れていないし、チームが期待してくれているのはよく分かっているのに、プレーで返せないのが悔しい。あと7試合。何も言えることはないし、本当にチームのために頑張ります」

●MF工藤浩平
「最近は先制点を取られることが多いから気を付けていたけど、また先制されて苦しくなった。1回追いついたけど、すぐ取られて。悔しいですね。山形はつなぎながら2トップに当ててから攻めてくるので、そこを気を付けていたけど、1点目も真ん中で起点をつくられた。ロングボールもセカンドボールを拾えなかった。修正しないといけないけど、残り7試合しかない。1試合1試合修正していきたい」

●DF池田昇平
―和田が入ってから3バックになった?
「3バックのつもりだったけど、2点目を取られたときはバランスがおかしかった。同点に追いついてからも、もう1点を取りに行った。勝ちしか意識していなかったから。2点目の取られ方はよくない。最初はマークが付いていたと思うけど、一瞬…。今はあまり思い出せない。古橋にフリーでシュートを打たせたのがすべて。あそこがどうなっていたのか、今は自分でも思い出せないんですが…。同点に追いついたとき、もう少し自分たちでコントロールして、もう1回試合を落ち着かせないといけなかった。同点にしたあとも、同点にするまでの感じでやっていた」

●DF坂本將貴
「選手があきらめたら終わり。絶対にあきらめないし、次に向けてまたやらないといけない。試合は待ってくれないし、勝つためにやるだけ」
―去年の残留争いと比べると?
「去年も非常に苦しかった。どん底から上がって行くだけだったし、今も同じ状況。去年味わっている分、今年は苦しい。勝つことが一番。エジさん(江尻篤彦監督)にもサポーターにも勝利をプレゼントしたい。昼田さん(昼田宗昭シニアマネジャー)が今日最後というのは選手同士でもずっと話していた。そこが一番悔しい」

<山形>
●FW長谷川悠
―試合中に痛めた右足でゴールを決めたが?
「すごいいいボールが来たので。何回か練習していた形だったし、イメージ通りのゴールを決められた。足は痛かったけど、良かった」
―10得点を目標にしていたが?
「チームも苦しい状況だったし、自分のゴールでチームに勝利が欲しい試合だった。プレー内容は満足できないけど、点を取って貢献できたので、そこは良かった」
―プレーは不満?
「もう少しボールを受けられる場面もあったし、簡単なミスが多かった。もっとボールをキープできれば、自分の思ったようなプレーになったと思うけど」
―10得点に到達して、次の目標は?
「家に帰ってから考えます(笑)」
―残留争いのライバルから勝ち点3を奪ったが?
「4連敗中というのもあって、連敗をストップできたし、千葉にも勝てて、これを機に連勝を重ねていければ。残留もそうだけど、上ともそんなに差はないし、上位に食らいついていくイメージで戦いたい」

●MF宮沢克行
―先制点のアシストのスルーパスは?
「スリッピーなグラウンドを意識せず、いいパスが出せた。(長谷川は)トラップからシュートまでが上手いので、点になって良かった。自分はエネルギーを考えず、前半からガンガン行くようにしている。もう少し落ち着いてやるところはやるのが自分の課題。そういうことを次につなげたい」
―連敗を止めたが?
「やっていることは変わりないつもりだったし、アップでピッチに入ったとき、サポーターの声援が(ホームの)千葉に負けてなくて、いつも以上に熱かった。それで選手も気持ちが高まった」
―残留争いのライバルに勝ったが?
「相手と僕たちの勝ち点差を比べたら、差が開くし、いいことだけど、残り7試合ある。ここで勝っても、次負けたり連敗したら意味がない。最終的に笑っていられるように1試合1試合やっていきたい」

●MF北村知隆
―決勝点の場面は?
「来たーっと思った。ボールに集中して。ごっつぁんでしたね」
―長谷川とちょっと重なっていたが?
「自分の方が体勢も良かったし、遠慮すると2人とも蹴らなくなることもある。OKとも言わずに、ボールだけを見て蹴り込んだ」
―体調を崩していた時期もあったが?
「肺がちょっと苦しかった。得点以外はあまりいいプレーもできなかった。体調を崩していた分、少しは挽回できたかな。みんなに迷惑をかけたし、結果を出せてよかった」
―連敗を4で止めたが?
「それまでは安心できるラインにいたけど、徐々に降格ラインが迫ってきていた。残留を争っている千葉に勝てて、今後につながる大きな勝利だと思う」

(取材・文 西山紘平)

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