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大宮vs川崎F 試合後の選手コメント

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[10.17 J1第29節 大宮2-3川崎F 埼玉]

 J1第29節は17日、各地で7試合を行い、埼玉スタジアムでは大宮アルディージャ川崎フロンターレが対戦。両チーム合わせて4度のPKが与えられた乱戦は、川崎FがともにPKを失敗したFWジュニーニョ、FW鄭大世が名誉挽回のゴールを決めるなど3-2で競り勝った。
以下、試合後の選手コメント

<大宮>
●FW市川雅彦
「久々のスタメンで思い切ってやろうと思った。相手も裏を警戒していて、飛び出す機会が少なくて戸惑いもあった。相手はラファエルのところを注意していたので、逆サイドから狙おうと思っていた。シュートのチャンスがなかったので、自分の中では反省点」

●FW石原直樹
―ラファエルが左MFに入ったが?
「コンビネーションの部分はまだまだ。(ラファエルは)ボールを持てるので、頼った部分もあった。もう少しみんなでサポートしたり、おとりに使ったり、コンビネーションを上げないと」

●DFマト
「立ち上がりから25分ぐらいまでよくなかった。徐々によくなって、後半はある程度できたけど、フェアに判断すると、川崎の方がいい試合をしたと思う。Jリーグの中でも攻撃力のあるチームで、2人のFWは欧州でもプレーできるレベルにある。そういう相手にしっかり戦わなければならなかったし、もっと集中力を持ってプレーしなければいけない」
―PKで2点取ったが?
「自分が2点取ってもチームが負けたので満足できない。自分が点を取れなくても、チームが勝った方がいい」

●GK江角浩司
「勝ち点3を取れなくて残念。3失点のうちもったいない失点もあった。悔しい」
―相手のPKは2回とも失敗だったが?
「チームとして勝ちたい気持ち、サポーターの気持ちが通じて、結果として2本ともゴールにならなかった。周りに感謝です」
―最後まで追い上げたが?
「追いついてすぐロスタイムに勝ち越されたのは悪い癖。もったいない。踏ん張らないといけないところで踏ん張れない」

<川崎F>
●FW鄭大世
―2本目のPKの場面は?
「俺が2本取ったし、1本目にジュニーニョが失敗していた。俺もFWだし、強く主張した。あの状況で俺が蹴っても誰も文句言わないでしょ。ジュニーニョも怒っていたけど」
―ハーフタイムに謝った?
「俺が一辺倒で謝った。外したんでね。向こうも気に入らないだろうし、チームにも迷惑をかけたんで」
―失点後、前半ロスタイムにすぐに取り返したが?
「負けたり引き分けたりしたら完全に俺のせい。俺のせいで流れが悪くなったし、必死だった。名誉挽回のゴールを決めたかったし、その気持ちが通じたゴール。気持ちだけ。失うものは何もなかったから」
―3点目はジュニーニョのパスから。
「試合の中ではお互いプロフェッショナルだし、互いの活躍、チームの勝利に向かってしっかりプレーできた。3点目もジュニーニョへの恩返し」
―これで11得点。目標の2ケタにいったが?
「だいぶ楽になった。2ケタいきたくて、PKも蹴りたかったというところもある」
―2点目は?
「試合前からあそこを狙っていた。体を入れたらマトが倒れてくれた。決めれてよかった」
―この時点では首位に立ったが?
「全然考えてない。まだ5試合ある。どこが優勝するかは分からない。勝負強さが課題だったけど、今までと違うところを見せられたと思う」

●MF中村憲剛
「言い方は悪いけど、変な雰囲気な試合になって、そういうどうなるか分からない試合で勝ち点3を取り切って行くことが大事。1点先制して追いつかれる一番苦手な流れだったけど、テセが振り払ってくれた。あれ(前半終了間際の勝ち越し点)で後半も落ち着いて入れた。決め切るところはもっとあったけど、そこが伸びしろにもなる」

(取材・文 西山紘平)

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