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[ACL]PK7番手の内田が失敗してジエンド。「決めようと思ったのだけど…」

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Text alert@カシマ
相手の7番目のキッカー、パクヨンホのシュートがゴールのど真ん中に決まった瞬間、青白い顔でPK戦を見守っていた内田篤人は、顔面をさらに蒼白にさせ、すぐさまロッカーへと引き揚げて行った。自分のせいで負けた。顔がそう言っていた。

PK戦の先行は鹿島。6人が蹴っても決着がつかず、内田は7番目に登場した。プレッシャーがかかる中、キックはゴールの遙か上へ。

「ゴロにしようと思ったけど、キーパーが動いたのが見えたからコースを変えた。PKを蹴るのはイヤだけど、外したことはなかったのに」

PKを蹴る前は、期する思いがあった。立ち上がり、相手守備のミスで幸運な先制点を得た鹿島だったが、1-1の同点に追いつかれたのは内田と岩政大樹の不運な連係ミスからだったからだ。

「自分のミスで失点したので、(PKでは)自分で決めようと思って蹴ったのだけど…」とうなだれる内田。「来年頑張ります」と話すのがやっとだった。
(取材・文・矢内由美子)

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