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[ACL]敗退のガンバ遠藤「決め切れなかった」

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[6.24 ACL決勝T1回戦 G大阪2-3川崎F 万博]

 ACLディフェンディングチャンピオンのガンバ大阪川崎フロンターレに2-3で逆転負けを喫し、ベスト16で姿を消した。

 「決めきれなかったし、相手の個人技にやられた」。右太腿肉離れから復帰したMF遠藤保仁は、敗因をそう分析した。ガンバは序盤から持ち前のパスワークでゲームをコントロール。遠藤はMF橋本英郎、二川孝広らとともにタクトを振った。前半4分、19分には自らのFKからルーカス、山口智がシュート。同26分には、橋本の絶妙のフィードに呼応。前線に抜け出し決定的な局面を迎えたがシュートを枠上に逸らした。同42分には、二川がPA右外から技ありのループシュート。これもポスト上を抜けた。

 2-1となった後半17分には、PA右深くに侵入した二川がPA中央にマイナス気味のパス。フリーのルーカスがフィニッシュ。24分にも、同様のシチュエーションから明神智和がルーカスへ。しかし立て続けにシュートの精度を欠き、加点のチャンスをみすみす潰した。「前半の入りかたが良かったし、コントロールできていただけに非常に残念。決めれなかったし、相手の攻撃も潰しきれなかった」。

 チャンスが多かったが、決める場面で決めることが出来ず、決定力の差で泣くこととなった。2点目をアシストしたDF加地亮は「悔しい。切り替えるのはなかなか難しいが、1人1人がきっちり気持ちもってリーグ戦に戻ります」。アジア連覇を目指していたガンバだが、これからは気持ちを新たに、リーグ、ナビスコ杯、天皇杯で頂点を目指す。

<写真>「2-3」。王者は決勝トーナメント1回戦で姿を消した
(取材・文 山口雄人)

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