高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第176回目は東福岡高(福岡)のMF福本将也選手(3年)です。

　野洲高(滋賀)から東福岡へ転校後、実力で10番を勝ち取ったMFは関係者たちから高い評価を得てU-18日本代表にも選出。個人技で相手を切り裂く技巧派ドリブラーの目標とは?

―神戸U-18(兵庫)戦は大敗(0-6)したが福本選手自身は対抗できていた印象だが
「ドリブルに関しては行けると思っていた。でも(チームとしては)バイタルにボールが入らなくて。(自分も)ドリブルの後、シュートで終わるのかクロスで終わるのかはっきりしなかった」

―サニックス杯で優勝した後、チームが不調に陥っている原因は
「チーム全体が受け身になっている。みんなのやりたいことができていない。サニックスでは前からガンガンできていたけれど、プレミアは90分間なので(体力面を考慮してか)行けていない」

―U-18代表のスロバキア遠征については
「外人とやったことはいい経験になった。ドリブルの時、ボールの置き所に気をつけなければ足が長いので引っかかってしまっていた。今は相手が近くに来ていても取られなくなった」

―代表に呼ばれたことで意識は変わった
「代表は遠い存在だと思っていた。これからはここを目標にやっていきたい」

―今シーズンの目標は
「チームとして結果を出したい。全国に一回も出ていないので、福岡を抜けることが課題。抜ければ活躍できると思う」

―自分の理想像は
「ドリブルもスルーパスも出せて、ゴールを狙える選手になりたい」

―注目してもらいたいところは
「今年(の東福岡は)はいつもとは違うサイド攻撃というところを言われているので、そこを注目して見てもらいたいです」

(取材・文　吉田太郎)

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