beacon

[MOM603]桐光学園DF諸石健太(3年)_U-18代表CBがJユース完封

このエントリーをはてなブックマークに追加

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.19 プリンスリーグ関東1部第7節 桐光学園高3-0川崎F U-18 しんよこフットボールパーク]
 
 U-18日本代表CBが3連勝中だった川崎F U-18攻撃陣の前に立ちはだかった。桐光学園DF諸石健太(3年)は4月のU-18日本代表スロバキア遠征メンバーにも選出されている180cmのCB。決してスピードのあるタイプではなく、代表クラスのCBとしては大柄でもない。それでもポジショニングの良さを活かした守りが相手の芽を摘み、チームに安定感をもたらしていた。

 最終ラインの中央でコンビを組むDF大田隼輔も「諸石に教えられることが多い。やられた、という場面でも助けてくれる」と絶賛していたように、その存在は堅守・桐光学園の中でも大きい。この日も「責任もってやっています。失点をしないという前提でやっているし、(堅守の)伝統を守っていきたい」という諸石は競り合いで相手の攻撃を跳ね返し、高いポゼッションから局面でスピードアップしてくる川崎Fの攻撃を絶妙なポジショニングで封じて得点を許さなかった。

 昨年12月に初めてU-18日本代表選出。今年また再招集されたことで自信を増した一方、海外での戦いで力不足を感じた。「課題しか残らなかった。競り合いで全然勝てなくて。まず日本では絶対に負けないと決めてやっています」。そして高まった意識。「周りはプロに行っているヤツがほとんどで常に高い意識でやっていたのに自分は日本で満足していたんだなあと。ここでもっと全力でやりたい。もっと高いレベルでやらないといけない」と誓った。

 佐熊裕和監督は「フィードが良くなってきている」と“代表効果”による成長を認める。貴重な経験を糧に着実に前進している中、本人は「チームで結果を出すしかない」と神奈川県、関東、そして全国で結果を残してでその成長を示すつもりでいる。

(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
2012 プリンスリーグ
2012 プリンスリーグ関東1部

TOP