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[Y☆voice178]関東一DF星清太「守備は最後、自分が身体張って守れればいい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第178回目は関東一高(東京)のDF星清太選手(3年)です。

 足元の技術高さと守備時能力の高さを兼ね備えた184cmの大型CB。全国での躍進に期待がかかる強豪の主将の目標とは?(取材日:5月19日)

―プリンスリーグの佐野日大戦(5月19日)は3-0で快勝だった
「守備の面ではきょうは良かったんじゃないかなと思います」

―(東京2冠だった)昨年以上にスケールの大きなチームになっている印象。上にいけるかどうかのカギは
「個人の能力では去年に負けていないと思っている。守備の面で失点が多いというのがあるので、失点を少なくすること。あと、前半にもありましたけれど攻撃で最初のチャンスだったり、多かった決定的なところで点を取りきれなきゃ上にはいけないと思います」

―反省点の方が多い
「特に前半は攻めていて取られ方の悪い形もありましたし、後半開始直後も押し込まれる場面が結構あった」

―良さも出ていた試合だったと思うが
「攻撃の面では自分たちのやりたいことがだいたいできていたと思いますし、守備でも相手がやってくるサッカーというのが分かっていたので、対応という面ではディフェンスラインも良くできていたと思います」

―相手もレベルの高いチームだったが
「前から来る、蹴って来るという東京に良くあるようなチームだった。インターハイ前最後の公式戦でそういうチームにしっかりと勝ちきって、インターハイに臨めるのは大きいと思います」

―星選手自身が求められている役割は
「ディフェンスラインの統率と前が攻撃しやすいようなパスだったりを配球して、前に気持ち良く攻撃させること。守備は最後、自分が身体張って守れればいい」

―きょうも1対1を一発で止めていた。試合終了間際にもゴールライン上で防いだ場面があった
「きょうは自分でも上手くいったなと思いました。去年はそうやってくれる先輩達が周りにいて、今年は自分がやらないといけないというのがあった。後ろに(渋谷)飛翔がいますけれど、自分の前で止めれればいいなと思っていた」

―去年もキャプテンマークを託されていた
「期待されているんだなというのはありましたし、巻いているからにはチームをまとめないといけないというのはありました。1年生の頃から出させてもらっているのでキャプテンマークあるなしに関係なく、場慣れというか経験はしているので、それをみんなに見せないといけないと思っている」

―今年はどのような1年に
「まずは一番近いインターハイを取って全国へ出て、プリンスも一部に上げて、最後の選手権もしっかりと勝ちきって、全国で活躍して、全国制覇して終われればいいかなと思っている」

―関東一は上手くないと出られないというコンセプトがはっきりしている
「それぞれのポジションの役割プラス自分の持ち味を出さないといけない。チームの趣旨でもあると思う。(公式戦でも)それができれば上にいけるんじゃないかなと思います」

―同じフレンドリーSC出身でF東京入りした幸野(志有人)選手のようにプロへ
「それが最終的な目標。まだ全然フィジカル面で足りないところがありますし、自分の弱点、短所を縮めていかないとダメ。練習でも心がけてやっています。強みは落ち着いてプレーすることだったり、周りに声を掛けれるところ。自分から攻撃が始まるのでつなぎのところだったりは自信を持ってやっています」

―好きな選手は
「バルセロナのピケだったり、チェルシーのダビド・ルイス。自分と似ている部分があるから。高さがありながら、1対1が強く、足元があるという選手は似ている部分もあるので、目標としてやっています」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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