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[C☆voice64]順天堂大MF天野純「攻撃の面では自分に責任がある」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第64回は順天堂大MF天野純選手(3年=横浜FMユース)です。

 パンチ力十分の左足と高いパスセンスを兼ね備えた全日本大学選抜候補MFの現在の課題と将来の目標とは?(取材日:6月14日)

―今年の順大の良さは
「毎年そうなんですけど、筑波とかそういった上手いチームと違って、ボクたちは個々の能力は低い。でも、その中でどうすればボクらよりも強い相手に勝てるかというところを日ごろの練習から考えて、研究して、チーム全員でひとつになって勝利目指していけるところが、毎年の順大の良さです」

―天野選手自身は今年、チームに期待されている部分も大きいと思うが
「1、2年生の時は上級生に頼っていた部分もあったんですけど、もう自分は3年なんで、下級生を引っ張っていく立場になった。技術的な部分だけでなくて、精神的な部分でもチームを支えていかなければいけない。そういった面で責任感という面は結構出てきました」

―今シーズン、ここまでについては
「チームとしては10位という位置にいるんですけど、チームとしてやることがはっきりしていない。今年のチームは去年と違って、中盤に高い技術を持った選手がいるので、つないでビルドアップするのか、元々は裏が特長のチームなので、どちらを狙うのかチームの攻撃の狙いがはっきりしないのが、今の順位にいる原因かなと思います」

―その中で残留、インカレを狙っていかないといけない。立て直すためには
「立て直すためにチームとしてやることをはっきりさせることが、一番大事なんじゃないかと思う。前期が終わって中断期間がある中で修正できれば、間違いなくインカレ狙えるところまで行くと思う」

―やらなければならない役割もある
「ボクの役割は、どれだけチームのチャンスをつくれるかというところ。自分でゴールを奪いにいかないといけないですし、アシストでチームの得点の起点にもならないといけない。本当に攻撃の面では自分に責任があると思います」

―個人的に感じている強み
「ボクの中ではボールを持った時のプレーですね。ボールコントロール、ボールをキープするところがストロングポイントだと思います」

―もっとゴールを量産できそうだけど、課題は?
「今一番感じているのは、動きながらボールを受けないといけないという部分。今までは足下で受けて止まってというプレーが多かったんですけど、もっと進化しないとプロには行けないですし、そういった中で動きながら相手に捕まえられないようにどれだけボールを受けられるかが課題になってくるので香川選手を見ながら学んでいます。オフのときの動きをどれだけレベルアップさせるかが自分の課題ですね」

―現在の目標は?
「プロしか考えていないですね」

―憧れの選手は
「スペイン代表のダビド・シルバ。本当に動きながらボールを引き出すのが上手いので見てますね」

(取材・文 吉田太郎)
連載:「College star voice」

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