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[Y☆voice182]流通経済大柏MF桜井将司「出遅れは気になっていない。今からチームに貢献していければいい」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第182回目は流通経済大柏高(千葉)のMF桜井将司選手(3年)です。

 昨年の山口国体少年男子の部ではCBとして千葉県選抜の全国制覇に貢献。怪我で出遅れながらも、チームでの公式戦デビュー戦(6月16日)で存在感を発揮した185cmMFの現在の目標とは?(取材日:6月16日)

「3月に怪我をしてプレミアリーグのメンバーにも入っていなかった。でも、怪我明けてから調子が良くて、復帰する前よりも全然落ち着いてプレーできるようになった。トップのメンバー対Cチームの試合でトップの選手を相手にしたときに、トップのプレッシャーが速い中でも周りを見たりして落ち着いてプレーすることができた。次にメンバーに入ったら、絶対そのようなプレーをしようと思っていた」

―国体の時はCBだったけれど、本来はボランチ
「本来はボランチですね。きょう(6月16日、千葉明徳戦)のプレーは前半あまりボールを触れなかったことでゲームの流れがあまり良くなくて、前半は何もできないまま終わってしまった。後半は流れを変えようと思っていたけれど、サイドチェンジとか多くできて、途中でポジションの代わったFWでも1タッチプレーを意識して、周りとの連係とか取れていたと思います」

―最後にいいアシストもあった
「相手が左サイドに寄っていたのでシュートを打とうと思ったんですけど、秋山がフリーで見えたのでパスをした」

―CBとしても国体では良さを出していたが
「国体が終わった後も裏選手権とかではCBで使ってもらっていたんですけど、裏の対応が遅かった。児玉とか本職のCBもよくなってきて、自分はボランチに上がることができた」

―怪我で出遅れた訳だけど、気にはならなかった
「(出遅れは)気になっていないです。今からチームに貢献していければいい」

―自分の持ち味は
「ボランチからのロングキックとかスルーパスとか得意。ディフェンスでは競り合いがあまり負けない気持ちがある。きょうも勝っていたかなと思います」

―去年の公式戦では
「トップにはあまり絡んでいないです。一時期トップに絡んでいたけれど公式戦には出られなかった。公式戦は今日が初めて。流経は選手層が厚いし、入れ替わりがあるので。怪我から復帰してトップチームには上がっていたけれど、プレミアは登録されていなかったので、試合が近づくとCチームに行って練習していた。だからプレミアは登録変更まで試合に出ることができない。ウズウズしていました」

―出ていない間もチームは好調だったが
「ここで応援していて、悔しい思いはあったんですけど、チームのために応援して、次は絶対にメンバーに入ってピッチでプレーしようと思って練習していました。それできょう、このような結果に終わって本当にうれしい」

―現在の目標は
「プロは小学校からサッカーをやってきて第一に考えている。今すぐになるのは難しいですけれど、大学に行ってから成長してプロに近づけたらいい」

―憧れの選手は
「ボランチでいうと遠藤選手のように、ゲームを落ち着かせることのできる選手が好きです」

―現在の自分の課題は
「ディフェンス面でアジリティがないと言われているので、ステップワークを課題に練習しています。スピードがない分、判断を素早くして、予測して、フリーの選手がいたら、相手に入る前にインターセプトを狙っています」

(取材・文 吉田太郎)

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連載:「Youth star voice」

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