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[MOM609]八千代GK藤川佳祐(3年)_市船の冬夏連覇阻むPKセーブ

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.23 全国高校総体千葉県予選準決勝 八千代0-0(PK4-3)市立船橋 東総]

「みんなやってくれたし、最後自分が決めて早く終わらせたいなと思っていた」。八千代の守護神、GK藤川佳祐(3年)は5人目でPK戦を終わらせることしか考えていなかった。4-3で迎えた後攻・市立船橋の5人目、FW小田大樹のシュートを完全に読みきると、右へ跳んで両手でシュートをセーブ。仕事をしてのけた守護神は両手を突き上げて、チームメートたちの歓喜に包まれた。

 シュートストップに自信を持つ藤川は習志野との初戦でもPK戦でも1本ストップ。PK戦前には豊島隆監督とチームメートから「藤川が止めてくれる」と信頼されて送り出されていた。「PK戦はGKにとって見せ場。自分がやんなきゃと思っていた」というGKはその期待に応えて相手の1人目のシュートを左へ跳んで止めると、5人目もストップしてチームを12年ぶりの全国へと導いた。

 試合中にも相手のシュートを冷静にセーブするなど市立船橋を完封。ゴールを死守した藤川は全国大会へ向けて「まだきょうも迷ったプレーがあった。もっとはっきりとしたプレーをして、チームに貢献できるGKになりたい」と誓った。 

(取材・文 吉田太郎)
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