beacon

U-23日本代表vsメキシコ 試合後の選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.7 ロンドン五輪準決勝 日本1-3メキシコ ロンドン]

 U-23日本代表は7日、ロンドンのウェンブリースタジアムでU-23メキシコ代表と対戦し、1-3の逆転負けを喫した。前半12分、FW大津祐樹のミドルシュートで先制したが、同31分にセットプレーから今大会初失点を喫すると、後半20分にはミスから勝ち越しゴールを許した。後半ロスタイムには3失点目。1-3の敗戦で初の決勝進出は果たせなかった日本だが、10日の3位決定戦で44年ぶりの銅メダル獲得を目指す。

以下、試合後の選手コメント

●FW大津祐樹(ボルシアMG)
「1-2になったときの対処が少し遅れた。気持ちの部分を含めてだと思う。セキさん(関塚監督)に金メダルをかけてあげたかった。残念です」
―3位決定戦もあるが、
「金メダルを目指すことはできなくなったけど、今まで応援してきてくれた人たちのためにも銅メダルを取りたい。もちろん、個人としてもチームとしてもメダルを取ることはプラスになる。点を取ることは継続してやっていきたい」
―気持ちの切り替えは難しいのでは?
「プロですから。切り替えないといけない。それができない選手には試合に出る資格がない。僕らのチームに切り替えられない選手は一人もいないと思う。そこに不安はない」

●FW永井謙佑(名古屋)
「チーム全体で動けないと、こういうサッカーになる。チームとして大会を通じて初めての失点で、ショックもあったかもしれない。これまでずっと自分たちがリードする展開で、追いかける展開がなくて、予選でもそういう試合がなかったから……。もっとダイナミックな仕掛けが必要だった。相手にブロックをつくられて、なかなかシュートを打てなかった。自分たちが次に進むために、大事な試合になったと思う。率直にメキシコはうまかった。見習って、3位決定戦に行きたい」
―足の状態は?
「昨日の状態はよくなかったけど、朝起きたら昨日の治療が効いていて、行けると思った」

●MF清武弘嗣(ニュルンベルク)
「初めて失点して動揺したと思うし、なかなか自分たちのチャンスができなくて悔しい結果になった。なかなか守備がハマらなくて。でも今日はしょうがないので、日の丸を背負っている以上、メダルを取って帰らないといけないので、しっかり次はメダルを取れるようにがんばりたい」
―5試合目で疲れもあった?
「どのチームも一緒なので、そんなことは言えないので、しっかり切り替えてがんばりたい」
―初めて追いかける展開だったが?
「自分たちがボールを不用意に失って、前の選手がもうちょっと点を取れればよかったけど、しょうがないです」
―悔いが残る?
「悔いは残るけど、メダルを取るチャンスがあるので、しっかり次に切り替えてがんばりたい」
―監督が『みんな足が重かった』と言っていたが?
「メンタルはみんな充実していたと思うし、なかなか守備がハマらなくて、守備に回る時間が長かったので、そこはしょうがないと思う。負けは負けなので、しっかり受け止めて、切り替えるしかないので。切り替えるのはみんな難しいと思うけど、メダルを取るために切り替えて中2日の試合に備えないといけないので、しっかり準備してがんばりたい」
―永井もケガを押して出場したが?
「ケンちゃん(永井)は全部この試合に出したと思うし、しっかり自分のやることをやってくれた。そこはみんな分かってると思うし、また次がんばります」

●MF扇原貴宏(C大阪)
「上に行けば行くほど、一つのミスでやられる。勝ちたかったけど、まだメダルのチャンスはある。切り替えていきたい。一人目は見えていたけど、2人目が分からなかった。切り替えてやるしかないし、しっかり次、取り返す気持ちでやりたい」

●MF山口螢(C大阪)
「まだメダルの可能性はあるし、切り替えていきたい。メキシコとは前回対戦したときのようには前から行けなかった。ミスも多かった。先制点を取れたのはよかったけど、そのあと押し込めなかった。崩されてはないけど、セットプレーでやられて、相手に流れがいった」

●DF吉田麻也(VVV)
「悔しい。差はそんなに感じなかったけど、ミスはあったし、そういう隙を突かれた。セットプレーからの失点は僕のミス。相手の狙いは分かっていたのに、対応できなかった。前半からボールの奪いどころを狙えず、相手に攻め込まれるシーンが多かった。1点入ってからもなかなか自分たちのペースにならなくて、しんどかった」
―永井も故障があって運動量がいつもほどなかった?
「永井に限らず、中2日で連戦。体力的にギリギリだったし、みんなしんどかったと思うけど、条件は相手も変わらない」

●DF鈴木大輔(新潟)
―今大会初失点でチームが動揺した?
「たとえ点を取られても切り替えようと話していたし、失点したときも慌てずに行こうと言った。全体的に守備で前から行く意識があった中で、運動量が落ちたところはあったと思う」
―ミスから2失点目を喫したが?
「まだ時間はあったし、取られたものはしょうがない。そのあと点を取れなかったことが残念」
―相手に研究されている感じはあった?
「なかなか前からの守備がハマらなかった。メキシコはサイドを使って回してくるのがうまかった。状況に応じて守備の仕方に変化を与えられればよかったけど……」

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ロンドン五輪特集ページ

TOP