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[U-17W杯]瓜生スーパーミドル!U-17日本代表が欧州1位・ロシア撃破!!

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[10.18 U-17W杯GL第1戦 ロシア0-1日本 UAE]

 U-17日本代表は18日、U-17W杯UAE2013初戦でロシアと対戦し、MF瓜生昂勢(筑陽学園高)の決勝ゴールによって1-0で勝った。日本は21日の第2戦でベネズエラと戦う。

 96年生まれ以降の選手たちで構成されているU-17代表、通称「96ジャパン」が世界のファイナリストへ白星発進だ。4大会連続7回目となるU-17W杯の初戦に臨んだ日本はヨーロッパ予選を1位突破したロシアを撃破。目標の決勝進出へ好スタートを切った。

 4-3-3システムの日本の先発はGK白岡ティモシィ(広島ユース)、4バックは右から石田崚真(磐田U-18)、宮原和也(広島ユース)、茂木力也(浦和ユース)、坂井大将(大分U-18)。中盤は三竿健斗(東京Vユース)をアンカーにフロントボランチは右が三好康児で左が瓜生。トップ下の位置に永島悠史(京都U-18)が入り、サイドFWは右に小川紘生(浦和ユース)、左には会津雄生(柏U-18)が配置された。

 立ち上がりプッシュしたのはロシア。フィジカル能力の高さを活かした突破から日本をPAへ押し込んだ。ただ日本は4分、左サイドの永島からのパスを受けた小川が中央から左前方へ持ち出すとパンチのある左足シュート。これはGKの正面を突いたが、その後も永島が右足シュートへ持ち込むなどゴールヘ迫る回数を増やしていく。

 そして15分だ。左サイドで一度ボールを失いながらも三竿が鋭い出足でインターセプト。永島を経由して敵陣中央の瓜生へボールが渡ると、背番号17は空いた前方へ運んでから渾身の右足ミドルを打ち込む。これがゴール左上隅へ突き刺さるスーパーゴール。歓喜に湧いた日本は18分に右サイドを破られたがゴール至近距離からのシュートを白岡の好守で阻むと、その後は得意のポゼッションサッカーを展開する。簡単には相手にボールを渡さず、また切り替えの速い組織的な守備で相手にチャンスらしいチャンスをつくらせない。

 そして日本は坂井、石田の両SBがシュートシーンに絡んでくる攻撃を見せる。23分には永島とのワンツーから坂井が右足シュート。36分には三好の右FKに茂木が飛び込み、42分には右サイドから仕掛けた三好の左足シュートがポストをかすめた。

 対するロシアは素早い選手交代で流れをつかもうとする。“危険人物”のマカロフに何度かサイドを割られた日本だが、中央でDFがしっかりと身体をぶつけて1-0のまま試合を進めていく。13分には三好に代えてMF斎藤翔太(浦和ユース)を投入。18分には石田と白岡の連係が乱れ、PAでボールを拾われるとヌリゾフに決定的なシュートへ持ち込まれた。だがこれは白岡がストップして同点ゴールを許さない。

 23分、石田に代えてMF水谷拓磨(清水ユース)を加えた日本は集中した守り。相手のクロスの精度の低さにも助けられた日本は慌てずにポゼッションして主導権を握ったまま終盤を迎える。そして38分には瓜生に代えてMF杉本太郎(帝京大可児高)を加えて逃げ切りを図る。41分にはスルーパスでスペースを突いた水谷が決定的な右足シュート。終了間際には杉本が決定機を迎えたが2点目を奪うことはできなかった。それでも相手を封じ込んで1-0で勝利。目標へまずは大きな勝ち点3を掴んだ。
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