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[高校MOM101]東北GK荒川徹也(2年)_PK2本ストップでリベンジ成功

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.07 全国高校選手権宮城県大会決勝 宮城県工 2-2(PK4-5)東北 ユアスタ]

「1点目は僕のせい。だからこそ、PK戦で何とか挽回をしたかった」。試合後、東北の2年生守護神・荒川徹也は安どの表情を見せた。
 29分に相手のFKのボールに対し、前に出てパンチングに行ったが、手に当たる前に相手の後頭部にボールが当たり、そのまま頭上を越えてゴールに吸い込まれた。痛恨のパンチングミスが招いた失点。荒川はリベンジの場を求めていた。

 3年生の活躍で、チームは同点に追いつくと、勝負の行く方はPK戦に。待ちに待ったリベンジの場が訪れた。全員成功で迎えた宮城県工3人目の小野寺のキックを、「相手の体の向きとかを見て」読みきってストップすると6人目、先制弾を喫した重田のキックをお返しとばかりにストップ。まさに失点を挽回する形で、チームを勝利に導いた。

 「PKは見せ場。結果を出せてよかった」。今年の夏にレギュラーを勝ち取ったばかりの、2年生守護神に笑顔が浮かんだ。

(取材・文 安藤隆人)

特設:高校サッカー選手権2009
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ

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