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川崎Fvs千葉 試合後の選手コメント

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[11.8 J1第31節 川崎F3-2千葉 等々力]

 J1第31節は8日、各地で9試合を行い、等々力陸上競技場では川崎フロンターレジェフユナイテッド千葉が対戦した。勝利以外の場合はその時点でJ2降格が決定する千葉は2-3で敗戦。3試合を残してクラブ史上初となる2部降格が決まった。
以下、試合後の選手コメント

<川崎F>
●FWレナチーニョ
「3点目は相手が前に出てきて、カウンターで上手く決めることができた。ジュニーニョから素晴らしいボールが来て、たまたま僕が決めることができた」
―ハットトリックだったが?
「この3点は貴重な3点。この勝利はチームにとって大事。サポーターにとっても森にとっても大事。彼のための勝利。彼は最後まで一緒にグループとして戦ってくれると思う」

●MF中村憲剛
「自分たちの立場をわきまえない軽率な行動を取ってしまい、申し訳ありませんでした。この1勝はただの1勝じゃない。これをリスタートにして、前を向いて、皆さんに恥じないプレーをしていきたい」

●GK川島永嗣
「サポーターに向けても自分たちがもう一度いい姿を見せるのが大事だった。結果は別にしても、そういうプレーを見せないといけないと思っていた。他の試合とは違う入り方になったけど、結果的に結び付いたし、良かったかなと思う。2点目を取られても最後まであきらめない気持ちがゴールにつながったと思うし、サポーターの前でそういう姿を見せられて良かった」

<千葉>
●FW巻誠一郎
「自分たちがプレーして招いた結果を真摯に受け止めている。勝っても他のチーム次第で降格する状況だったけど、サポーターもたくさん来てくれて、しっかり戦おうと思って試合に臨んだ。ジェフというクラブは2部に落ちたことのないチームだったし、先輩方が築いてきた歴史の中で、チームの中心として落してしまったことを悔しく思います」
―試合が終わった瞬間は?
「勝たなければ終わりという試合だったので、頭が真っ白だった」
―試合後のサポーターの声援はやまなかったが?
「暖かいサポートをしてもらって、試合が終わってもずっとコールしてくれて、なかなかロッカールームに帰ることができなかった」
―降格という現実をどう受け止めている?
「この黄色いユニフォームでプロ生活を始めて…。この黄色いユニフォームを着てプロ生活をスタートさせて、黄色いサポーターとともに成長してきました。もちろん自分のことも大事だけど、まずは黄色いサポーターのことを第一に考えたい。自分のことは最後でいい。ジェフのサポーターに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にそれだけです。まだあと3試合、天皇杯もある。J2に落としてしまって、こういうことを言うのは適切ではないかもしれないけど、プロとしてたくさんのサポーター、ファンに支えられてプレーしている。1人でも応援してくれる人がいる以上、全力で戦うし、ジェフのユニフォームを着る以上はプライドを持って戦うべきだと思う」
―去年の経験を生かせなかった?
「ここまで来たら“たられば”はない。こういう結果がすべて。逃げれない事実だし、自分たちの力不足を感じている」
―サポーターからのコールをどう受け止めた?
「もちろん真摯に受け止めてますし、チームを支えてくれた人たち、応援してくれた人たちのことをまず考えたい。残り3試合を全力で戦って、いいパフォーマンスを見せて、天皇杯も上に行く。少しでも長い時間、このチームで戦う。それが僕らの責任だと思っている」
―来季はJ2での戦いになるが?
「受け入れなくてはならない事実だし、力が足りなかったことを申し訳なく思っている」
―1年でJ1復帰を目指す?
「チームとして団結して。それができるクラブだと思います」
―自分の力でJ1に上げたい?
「僕の力でという表現は難しいけど、チームで、みんなで」
―2部に落ちたことがないというのがプレッシャーになった?
「多少はプレッシャーになったけど、結果だけでなく、チーム力、選手とサポーターの絆、チームの団結力で歴史は成り立っていると思う。エースとしてピッチに立っている中で、J2に落としてしまったことは本当に悔しい」
―来年も千葉でプレーする?
「正直、今は頭の中にいろんなことが入ってきて…。今は残りのシーズンのことしか考えられない。(残り試合で)意地を見せます」

●DF坂本將貴
「ジェフが本当に好きで、1年で(新潟から)復帰させてもらった。伝統あるチームで、2部に落ちたことがないクラブ。誰よりも分かっていたし、なんとかしたい気持ちでやらせてもらったけど…。本当に悔しいです。もう一度ジェフがJ1で戦うために、もっともっと大きなチームになるように、僕自身、努力していきたい。選手ひとりひとりが受け止めて、必ず1年で復帰できるように、また明日から努力していきたい」
―何が足りなかった?
「去年ああいう苦しい経験をして、今年はもうあんな経験をしたくないとみんなが思って努力してきたけど…。何が原因かすぐに答えられるものではないけど、しっかり努力して、明日から昇格するために頑張っていきたい」
―試合後、サポーターに向かって話していたが?
「素直に申し訳ないと。“謝らなくていい”と言ってもらったけど、僕自身責任を感じているし、現実を受け止めて明日からやっていきたい」
―来年も千葉でプレーする?
「僕の気持ちはそう。生半可な気持ちで(新潟から)復帰させてもらったわけではない」

●DF福元洋平
「2部に落ちてしまった悔しさと、サポーターへの申し訳なさでいっぱいで、その気持ちしかない。監督に“自分に力がなくて申し訳ない”と言われて、自分も悔しかった。残留争いをしている中で、2部に落ちたことがないというのは報道でも知っていたし、そういう伝統あるチームに2部降格という歴史を自分たちでつくってしまったことが悔しいし、申し訳ない」

(取材・文 西山紘平)

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