beacon

[天皇杯]鹿島vs神戸 試合後の選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[11.14 天皇杯4回戦 鹿島2-1神戸 カシマ]

 天皇杯4回戦は14日、各地で3試合を行い、カシマスタジアムでは鹿島アントラーズヴィッセル神戸が対戦。神戸は後半3分にDF石櫃洋祐が先制点を決めたが、鹿島も同10分にMF野沢拓也のゴールで同点に追いつくと、同43分、途中出場のMFダニーロが勝ち越しゴールを奪い、2-1で逆転勝利をおさめた。
以下、試合後の選手コメント

<鹿島>
●FW田代有三
「もうちょっとでしたね。勝ったからよかったけど…。前半はこっちのペースで、あそこで1点取っていれば、楽な試合になったと思う。ただ、先制されてそのまま負けるのが連敗していたときのパターンだった。先制されて逆転できたのも大きい。みんな自信になったと思う」
―リーグ戦にもつながる?
「次の京都戦は絶対に負けちゃいけない試合。マルキも(岩政)大樹さんもいないけど、みんなで力を合わせれば勝てると思う。その中でチャンスをもらえたら」

●MF野沢拓也
―ゴールシーンについては?
「1点取られても慌てることなくできた。いずれ点は生まれるだろうと思っていた。スピードアップして、そういう動きが得点につながった。ここ何年も一緒にやっているメンバー。練習が生きたゴールだと思う」
―前半は主導権を握っていながら、後半立ち上がりに先制を許したが?
「監督も“慌てず自分たちのサッカーをやろう。レフェリーも気にするな”と言っていたし、自分たちは自分たちのサッカーをやろうと思っていた。失点はセットプレーから。自分たちのミスだし、次に生かせると思う」
―リーグ戦、天皇杯に向けては?
「夏場は勝てない試合もあったけど、ここ何試合でアントラーズらしさが出てきた。リーグも天皇杯もタイトルを取れるいい状態だと思う。優勝に向けて全力で頑張りたい」

●MFダニーロ
―決勝点を決めたが?
「大事なゴールを決められたと思う。僕が入ったときは1-1で、次のステージに進むためには勝つしかなかった。僕のゴールがチームの勝利に結び付いたのはうれしい」
―FKを蹴った野沢とアイコンタクトはあったのか?
「1週間の練習の成果。1週間、試合のために練習しているし、相手の対策もしている。高い集中力で入ったから、練習の成果が出たと思う」
―途中出場だったが?
「先発でも途中出場でも変わらず、チームの機能、効率が求められる。どんな形でもチームの勝利に貢献できればと思っている」

●DF増田誓志
「監督からは大会が違っても、ここで勝つ流れをつくろうと言われていた。自分が先発で出て、負けたくはなかった。このいい流れをリーグ戦にももっていきたい」

<神戸>
●MF宮本恒靖
「狙い通りの展開で進められていた。先制点を取って、勝てるかなと思ったけど、10分たたないうちに点を取られて、またゲームが難しくなった。あそこをしのげば相手も焦っただろうし、大事にいこうと思ったのか…。失点のシーンはDFラインがちょっと低かった。そこでコンビネーションをやられると、シュートまでいかれる」
―後半は主導権を握る時間もあったが?
「アウェーで先に点を取るのは難しいこと。それを実現したあとに、相手が出てくる時間をどうしのぐのかが課題。1-1になってうちが攻めている時間帯も、シュートまでいけてなかった。相手に脅威を与えられてなかったと思うし、敵陣の3分の1に入ってからの精度をもっと高めていきたい。決勝点は、ボールを中盤で失ってファウルして、そこからのゴール。なんでもないプレーだったし、もったいない失点だった」

●DF石櫃洋祐
「前半、相手が来るのは試合前から話していたし、しっかり我慢してチャレンジ&カバーをして、失点ゼロでいこうと試合中から話していた。先制してから相手が勢いを出して攻めてきて、そこでもう少しラインを上げられればよかった。相手が後半になったら(運動量が)落ちるのは分かっていた。落ち着いてつないでと、いいリズムでできていた。セットプレーの失点はもったいないし、悔しい」

●DF河本裕之
「前半はけっこう押し込まれていたけど、とりあえず守備を意識して、後半機会があれば攻めにいこうと思っていた」
―田代に対してかなり厳しくいっていたが?
「失点の部分以外はそれなりに抑えられていたと思う。2失点目のセットプレーはもったいないゴール。しっかり反省して、残留も決まっていないし、次に生かしていきたい」
―左サイドバックだったが?
「あまりポゼッションに絡めなかった。しっかりゲームの組み立てをやっていきたい」

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
第89回天皇杯特設ページ

TOP