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W杯組み合わせに闘莉王「どこが来ても強い」、岩政「予想の範囲内」

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[12.5 J1第34節 浦和0-1鹿島 埼玉]

 来年の南アフリカW杯のグループリーグ組み合わせが決まり、浦和、鹿島の代表選手は冷静に抽選結果を受け止めていた。

 浦和のDF田中マルクス闘莉王は「そんなもんだろうという感じ。“こういうグループだったらいいのに”とか言う方がバカバカしい。僕から言えば、普通。W杯は32チームしか出ないんだから、どこだって強い。弱いチームとやりたいとか考える時点でダメ」と強調した。

 鹿島のDF内田篤人、FW興梠慎三は組み合わせ自体にあまり関心がない様子だった。内田は「オランダとどこでしたっけ?」と同組になったチームを把握してなかったか、「カメルーン? プーマですよね。デンマーク? もう少し社会の勉強をしないと分からないです」と淡々。「あんまり対戦相手とか意識してない。メンバーに入るかも分からないし」と興味なさそうだった。

 興梠は「W杯に出るチームはどこも実力があるし、楽ではない。オランダにしろ、カメルーンにしろ、強いチームだし、やりがいがあると思う。でも、対戦相手より、僕は代表に残れるかどうかの方が大事。生き残れるように頑張りたい」と話していた。

 DF岩政大樹は朝から気になっていたようで、起床後、ニュースをすぐにチェック。興梠に組み合わせを教えたのも岩政だったという。「どうしようもないグループじゃない。予想の範囲内。ベスト4に行くためには、倒さないといけない相手。デンマークはアーセナルのベントナーぐらいしか知らないけど、欧州のチームが2チーム入ったのは、自分のスタイル的にアピールしがいがあると思う」と刺激を受けた様子だった。

<写真>浦和DF闘莉王
(取材・文 西山紘平)

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