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[高校MOM129]名古屋U18DF岩田修平(3年)_右サイドのいぶし銀

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.13 Jユースカップ2回戦 名古屋U18 1-0 C大阪U-18 豊田]

 U-18日本代表の一員として、AFC U-19選手権1次予選に参加したことで、一回り大きく成長した。名古屋グランパスU18のDF岩田修平は高い守備能力を誇り、正確なクロスとタイミングのいい攻撃参加を武器に、右サイドでいぶし銀の存在感を放っている。

 岩田はあまり目立つ存在ではなかった。派手なオーバーラップをするわけでもなく、彼のプレーは堅実そのもの。常に周りの状況に気を配り、チーム全体のバランスを見ながら、的確なポジショニングを取る。こうした献身的で、頭脳的なプレーは、周囲の評価を日に日に高め、U-18日本代表に選出された。

 AFC U-19選手権1次予選では初戦のチャイニーズ・タイペイ戦でフル出場をし、第2戦のインドネシア戦でも先発出場。それ以降は体調不良もあり、出番は無かったが、過酷なアジアのアウェーで積んだ経験は大きく、この日ピッチに立つ姿は風格すら漂っていた。
 U-18日本代表でチームメイトの永井を軸としたC大阪U-18の攻撃に対しても、右サイドから冷静なコーチングと抜群のポジショニングで、完封に貢献。掴んだ金星の裏側には、しぶさに磨きがかかった、右サイドのいぶし銀の存在があった。

(FBN)

特設:Jユースカップ2009

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