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[高校MOM140]尚志MF湯浅秀紀(2年)_大舞台で見せた努力の成果

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 全国高校選手権1回戦 尚志 4-1 松山北 等々力]

 尚志のゴールラッシュの口火を切ったのが、MF湯浅秀紀(2年)だ。まずは開始8分、左サイドを突破し、鋭いクロスで先制ゴールをお膳立てする。圧巻だったのは16分の2点目だ。ゴールまでの距離、およそ35mの位置から右足を一閃。無回転シュートは揺れ落ちてゴールに吸い込まれていった。
 殊勲の背番号8は「大舞台だからといって、消極的にならずに思い切り打つことを考えて蹴った。いいところに当たった」と笑みを見せた。
 
 チャンスメイカー・渡部圭祐(2年)の故障欠場を受け、この日はセットプレーのキッカーも任された。蹴る位置に応じて右足と左足を使い分け、精度の高いキックで3点目のアシストを記録。高校入学後、居残りで左足の特訓をし、いまではどちらの足でも遜色ないキックを蹴られるようになった。
 仲村浩二監督が「(渡部に代わって任された)キッカーの責任を感じて、彼なりに努力した結果」と褒め称えた湯浅の活躍で、尚志が勝ち名乗りをあげた。

(取材・文 鈴木智之)

特設:高校サッカー選手権2009

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