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[高校MOM157]関大一MF久保開立(3年)_堅守速攻のキーマンはロングスローも武器

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[01.02 全国高校選手権2回戦 鹿島 1-1(PK4-5)関大一 フクアリ]

 開立と書いて、「かいり」と読む。

 関大一のMF久保開立(3年)は4-5-1の布陣をベースに堅守速攻を持ち味としているチームのキーマンだ。172㎝、64kg。豊富な運動量、的確な状況判断とテクニックを活かして、中盤の底からゲームを作る。例えば、サイドを使うか、ワントップの久保綾祐(3年、ちなみに兄弟では、ない)を狙うか。あるいは、攻撃を加速するか、溜めを作るか、相手を“いなす”か。

 体型からは想像しがたいほどのロングスローも、大きな武器だ。

 奈良県出身で、中学時代はDF横川玄(3年)と共に関西随一の名門クラブ、ディアブロッサ高田(高田FC)に所属していた。「一緒にセレクションを受けて、合格しました」(久保)とか。中学3年時は日本クラブユース選手権ベスト8に進出した実績がある。

 関西大学に進学する予定だが、大学サッカー部ではなく、古巣ディアブロッサのトップチーム(09年、関西2部6位)でプレーすることも考えているという。

とすれば、次は、チームだけでなく、地域密着サッカー文化の“キーマン”?

(取材・文 木次成夫)

特設:高校サッカー選手権2009

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