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[高校MOM164]高知DF野村綾彦主将(3年)_目標は新たな「歴史を創る」こと

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.2 全国高校選手権2回戦 星稜 0-1 高知 フクアリ]

 攻守の中心として、時にはクレバーな“読み”とポジショニングで、時には体を張って、チームを支えた。試合終盤、星稜の猛攻を受けながらも、高知DF野村綾彦主将(3年)の集中力が切れることは、なかった。

 この試合、高知のスタメン中7人が系列の高知中学出身。いわば「中高一貫教育」がチーム力向上の要因のひとつだが、野村は「別の中学から来た選手です。チーム内で良いアクセントになっている面もある」(高橋秀治監督)。

 昨年度大会の1回戦、武蔵工大二(現・都市大塩尻)に1-1(PK9-8)で敗れた際、下級生で唯一人スタメン・フル出場を果たした。つまり、悔しさは人一倍。

 今大会公式プログラムには“主将の抱負”として「自分を信じて仲間を信じて最後まで諦めない自分達のサッカーをして歴史を作る」と記されている。

 高知高校の“選手権”最高成績は、高橋監督が高校時代に残したベスト8。つまり、あと2試合――。負けるわけにはいかない。

(取材・文 木次成夫)

特設:高校サッカー選手権2009

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