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まさに"国立男"、選手権得点王・山本が値千金の同点ヘッド

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[2.27 フレンドリーマッチ U-18J選抜1-1日本高校選抜 国立]

 日本高校選抜のFW山本大貴(ルーテル学院)が選手権得点王の意地を見せた。0-1の後半開始からピッチに入ると、積極的な動き出しでボールを呼び込み、攻撃のリズムをつくる。後半6分にはMF柴崎岳(青森山田)の右CKに頭で合わせる同点弾。「たまたまフリーでいただけ。(柴崎のキックは)やっぱりうまいです」と謙遜したが、選手権を盛り上げたストライカーが抜群の決定力を発揮した。

 選手権では、優勝した山梨学院に準々決勝で0-1と惜敗し、涙をのんだが、自身は大会5得点を記録し、得点王に輝いた。圧巻だったのは昨年12月30日の開幕戦。国立競技場を舞台に2得点を挙げ、名門・帝京を破った。

 あと一歩のところで国立(4強)を逃したが、日本高校選抜の一員として2ヵ月ぶりにサッカーの聖地に戻ってくると、再びゴールを叩き込んだ。2戦3発の“国立男”。「国立に強いね」と聞くと、「そうですね。国立では絶対に点を決めてるので。うれしいです」と照れ笑いを浮かべていた。

<写真>後半6分、高校選抜・山本(左)が同点ヘッド
(取材・文 西山紘平)

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