beacon

[大学日韓戦]G大阪、川崎F注目のSBは反省「こんなに何もできなかった試合は初めて」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[3.28 大学日韓(韓日)定期戦 全日本大学選抜 1-1 全韓国大学選抜 国立]

 ガンバ大阪が獲得を狙っているという報道があり、川崎フロンターレも熱視線を送る全日本大学選抜の左SB田中雄大(関西大4年=野洲高)は「自分としてはこんなに何も出来なかった試合は初めて」と試合後のミックスゾーンでもその表情は冴えなかった。

 野洲高(滋賀)時代に高校選手権日本一を経験している左利きのDFは、爆発的なオーバーラップと高精度の左足から放つ正確無比なフィードが武器。SBというポジションながらも「自分がゲームをつくりたい」と語る“最終ラインのゲームメーカー”だが、この日はアグレッシブに突っ込んでくる韓国攻撃陣に対するリスクを考え攻撃を自重してしまった。対面の選手に攻め上がる意識をなくさせるほど、攻撃面で脅威となることを期待もされていただが「DFラインが引いてPAにベタづきになってしまって、相手の中盤にも余裕を持たせてしまった。(自分も含めて)韓国の強さにみんなビビッたというか引いてしまった」と残念がった。
 
 前半28分に味方CBが入れ替わられて出されたスルーパスでサイドをえぐられながらも身体を投げ出してカット。このほかにも決定的なピンチを封じた好守があった。ただ、攻撃面で貢献できないまま1-1の後半30分に交代。「(攻撃でだけでなく守備も)1対1の対応もダメだし、入れ替わられることがあった。ポジショニングも・・・」と試合についての感想は反省しか出てこなかった。注目DFにとっては不甲斐のない、反省点ばかりの日韓戦となってしまった。

 関西学生1部リーグ開幕は4月3日。“関西のタレント軍団”関大のチームリーダーは1週間で切り替えてリーグ戦へ集中しなければならない。「チームの目標は日本一。最終学年ということもある。チームのために何が出来るか考えないとアカンし、後輩に思い切ったプレーをさせられるようにしたい。その中で自分のよさを出すこと」。チームで結果を出しながら、自身を再アピールする。

(取材・文 吉田太郎)

▽大学日韓戦関連ニュース
永井“スーパーゴール”大学日韓戦は1-1ドロー
試合記録
MVPは“スーパーゴール”の永井に
湘南特別指定GK松本、好守でチーム救う
不発の関西ナンバー1FW、3年連続リーグ得点王へ「20点取る」
関西王者の司令塔「もっと怖い存在に」
G大阪、川崎F注目のSBは反省「こんなに何もできなかった試合は初めて」
鹿島、磐田ら獲得狙うMF山田「まだまだだな、という感じです」
全日本大学選抜試合後の選手コメント


大学サッカー

TOP