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[C☆voice_12]筑波大MF小澤司「どんな試合でも中心にいる選手に」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第12回は筑波大の10番を背負うMF小澤司選手(4年=桐蔭学園高)だ。個人で相手ディフェンスを切り裂く鋭いドリブルと相手の虚を突くスルーパスを繰り出すMFは、2年生だった08年度に関東1部リーグアシスト王を獲得し、チームの全日本大学選手権決勝進出に貢献。だが、10番を背負った昨年度、チームは関東リーグ9位に沈んだ。雪辱に燃える今季、筑波の万能型エースの意気込みとは?

―流通経済大戦(4月24日)では2連覇中のチームを沈める鮮やかな決勝ゴール
「GKは見えていた。理想どおりのシュートだった」

―最終学年になり、ゴールなど求められるものが多くなった
「今年はアシストだけではなく、ゴールを決めることを言われている。年々自分が決める比率も高くなってきていると思うし、ここはレベルアップできている感じがする」

―今年、チームの評判が高いが?
「今年は開幕前の試合でも変なミスをすることがなかった。今年は上手いだけじゃなく、勝負にこだわっていける、勝てるチームになるかなと思う。普段風間さん(監督)はタイトルと言わないけど、今年はタイトルを期待してくれている感じがある。評価されていることは自信になるし、自分たちはピッチの上でやらなければいけない」

―今年はどういったところにこだわっているか?
「上手いだけで終わりたくない。泥臭くてもいい。相手にとって『強い』『かなわない』と思われるチーム、個人になりたい。今年は勝負、試合を決めるところにこだわる」

―目標はプロ
「Jリーグのクラブと練習試合をやってきた感覚では、Jと筑波との間に大きな差はないと思う。試合の中で相手にはまってしまう選手もいると思うけど、自分は常にボールに関われる選手になることが目標。どんな試合でも中心にいる選手を目指したい」(取材日:4月24日)

(取材・文 吉田太郎)

連載:「College star voice」

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