[プリンスリーグ]岩木劇的FK弾!F東京U-18が全日本ユース選手権出場権獲得!!:関東
高円宮杯第21回全日本ユース(U-18)選手権の出場権を懸けたJFAプリンスリーグ(U-18)関東は16日、1部と2部の各第8節を行い、1部6位以内を確定させたFC東京U-18(東京)が全国大会進出を決めた。
6勝1分で首位のF東京は9位の桐光学園高(神奈川)と対戦し、劇的な逆転勝利をおさめた。立ち上がりから積極的にシュートを放つ桐光学園に対し、なかなか相手の守備ブロックを切り崩せなかったF東京は前半シュート1本に終わってしまう。後半はビッグチャンスをつくるものの、桐光学園GK峯達也の好守に阻まれるなど得点を奪うことができない。迎えた27分、押されていた桐光学園が、途中出場のFW坂本颯がGKの頭上を射抜く鮮やかな右足シュートを決めて先制。だが、F東京は敗戦目前の後半41分、右クロスのこぼれ球を拾ったMF武藤嘉紀が右足シュートをねじ込み同点とすると、43分には途中出場のMF岩木慎也がゴール左上へ“スーパーFK”を突き刺し、2-1で逆転勝利を飾った。
これで勝ち点を22としたF東京は、残り3試合で7位のジェフユナイテッド千葉(千葉)に勝ち点10差をつけ、6位以内を確定。3年連続4回目となる全日本ユース選手権の出場権を獲得した。
前節まで2位の横浜F・マリノスユース(神奈川)は、開幕から7連敗していた武南高(埼玉)とスコアレスドロー。武南に初勝ち点を献上し、4位へ後退した。
代わって2位に浮上したのが第2節から6戦負けなしの3位・流通経済大柏高(千葉)だ。市立船橋高(千葉)と対戦した流通経済大柏は前半10分、MF杉山賢史のアシストからFW田宮諒が先制ゴール。後半3分にも田宮が加点すると、12分にもFW進藤誠司がゴールを奪い、3-0で快勝した。
4位の東京ヴェルディユース(東京)と6位の三菱養和SCユース(東京)との一戦は前半9分、右サイドからドリブルでPAへ切れ込んで決めた三菱養和MF佐藤聖の先制ゴールを皮切りに、激しい点の取り合いとなった。一度追いつかれた三菱養和はU-17日本代表MF田鍋陵太のゴールなどで3-1と突き放すが、東京Vは後半13分に09年U-17W杯日本代表CB高野光司のヘディングシュートで1点差とすると、15分にもU-19日本代表候補MF小林祐希の鮮やかなラストパスからMF杉本竜士が同点ゴールを決めて3-3の引き分けに持ち込んでいる。
その他、5位の浦和レッズユースはMF礒部裕基のハットトリックの活躍により湘南ベルマーレユース(神奈川)を3-0で下し、3位浮上。7位の千葉U-18は八千代高(千葉)と0-0で引き分けた。
【関東2部】
[第8節]
市立船橋高 0-3 流通経済大柏高
[流]田宮諒2(10分=補・杉山賢史、48分=補・菅野大樹)、進藤誠司(57分=補・田宮諒)
F東京U-18 2-1 桐光学園高
[東]武藤嘉紀(86分=補・湯浅寿紀)、岩木慎也(88分=FK)
[桐]坂本颯(72分)
湘南ユース 0-3 浦和ユース
[浦]礒部裕基3(16分、20分、81分)
三菱養和SCユース 3-3 東京Vユース
[三]佐藤聖(9分=補・近藤貴司)、近藤貴司(36分=補・田鍋陵太)、田鍋陵太(52分=補・櫻岡徹也)
[東]渋谷亮(17分=補・前田直輝)、高野光司(58分=補・小林祐希)、杉本竜士(60分=補・小林祐希)
八千代高 0-0 千葉U-18
横浜FMユース 0-0 武南高
【関東2部】
[第8節]
前橋育英高 7-1 日本航空高
[前]斉藤雄太郎(3分)、小牟田洋佑2(10分=補・筑井駿、63分=補・斉藤雄太郎)、白石智之(45分=補・湯川純平)、飯沼壮貴2(60分、66分=補・白石智之)、小川雄生(86分)
[日]檀崎君平(41分=補・青木巽)
鹿島ユース 1-0 鹿島学園高
[ユ]谷川貴也(57分)
桐蔭学園高 4-2 成立学園高
[桐]山田和輝(6分=補・杉浦拓也)、有元漠(10分=補・杉浦拓也)、杉浦拓也(29分=補・泉宗太郎)、吉田周平(70分)
[成]榎本光希(38分=補・飯田涼)、渋谷修一郎(60分=補・石堂圭太)
矢板中央高 1-1 大宮ユース
[矢]堀越龍也(71分=補・中田充樹)
[大]工藤将太朗(74分=補・飯野峻地)
佐野日大高 5-4 川崎U-18
[佐]森恒貴(5分)、吉澤彰峻(13分=補・大賀瑞季)、岩撫大貴(24分)、床井直人(27分=補・森恒貴)、中山翼(45分=補・床井直人)
[川]山口慎史(20分=補・奥沢宏幸)、仲川輝人2(39分、76分)、苅部隆太郎(52分)
浦和東高 1-2 幕張総合高
[浦]有野涼(66分)
[幕]井上聡2(9分=補・森田陽彦、83分=補・斉藤洋介)
<写真>F東京U-18vs.桐光学園。後半43分、岩木の決勝FKを喜ぶF東京イレブン
(取材・文 吉田太郎)
特設:プリンスリーグ(U-18)2010
特設:プリンスリーグ関東
[高校サッカー]
6勝1分で首位のF東京は9位の桐光学園高(神奈川)と対戦し、劇的な逆転勝利をおさめた。立ち上がりから積極的にシュートを放つ桐光学園に対し、なかなか相手の守備ブロックを切り崩せなかったF東京は前半シュート1本に終わってしまう。後半はビッグチャンスをつくるものの、桐光学園GK峯達也の好守に阻まれるなど得点を奪うことができない。迎えた27分、押されていた桐光学園が、途中出場のFW坂本颯がGKの頭上を射抜く鮮やかな右足シュートを決めて先制。だが、F東京は敗戦目前の後半41分、右クロスのこぼれ球を拾ったMF武藤嘉紀が右足シュートをねじ込み同点とすると、43分には途中出場のMF岩木慎也がゴール左上へ“スーパーFK”を突き刺し、2-1で逆転勝利を飾った。
これで勝ち点を22としたF東京は、残り3試合で7位のジェフユナイテッド千葉(千葉)に勝ち点10差をつけ、6位以内を確定。3年連続4回目となる全日本ユース選手権の出場権を獲得した。
前節まで2位の横浜F・マリノスユース(神奈川)は、開幕から7連敗していた武南高(埼玉)とスコアレスドロー。武南に初勝ち点を献上し、4位へ後退した。
代わって2位に浮上したのが第2節から6戦負けなしの3位・流通経済大柏高(千葉)だ。市立船橋高(千葉)と対戦した流通経済大柏は前半10分、MF杉山賢史のアシストからFW田宮諒が先制ゴール。後半3分にも田宮が加点すると、12分にもFW進藤誠司がゴールを奪い、3-0で快勝した。
4位の東京ヴェルディユース(東京)と6位の三菱養和SCユース(東京)との一戦は前半9分、右サイドからドリブルでPAへ切れ込んで決めた三菱養和MF佐藤聖の先制ゴールを皮切りに、激しい点の取り合いとなった。一度追いつかれた三菱養和はU-17日本代表MF田鍋陵太のゴールなどで3-1と突き放すが、東京Vは後半13分に09年U-17W杯日本代表CB高野光司のヘディングシュートで1点差とすると、15分にもU-19日本代表候補MF小林祐希の鮮やかなラストパスからMF杉本竜士が同点ゴールを決めて3-3の引き分けに持ち込んでいる。
その他、5位の浦和レッズユースはMF礒部裕基のハットトリックの活躍により湘南ベルマーレユース(神奈川)を3-0で下し、3位浮上。7位の千葉U-18は八千代高(千葉)と0-0で引き分けた。
【関東2部】
[第8節]
市立船橋高 0-3 流通経済大柏高
[流]田宮諒2(10分=補・杉山賢史、48分=補・菅野大樹)、進藤誠司(57分=補・田宮諒)
F東京U-18 2-1 桐光学園高
[東]武藤嘉紀(86分=補・湯浅寿紀)、岩木慎也(88分=FK)
[桐]坂本颯(72分)
湘南ユース 0-3 浦和ユース
[浦]礒部裕基3(16分、20分、81分)
三菱養和SCユース 3-3 東京Vユース
[三]佐藤聖(9分=補・近藤貴司)、近藤貴司(36分=補・田鍋陵太)、田鍋陵太(52分=補・櫻岡徹也)
[東]渋谷亮(17分=補・前田直輝)、高野光司(58分=補・小林祐希)、杉本竜士(60分=補・小林祐希)
八千代高 0-0 千葉U-18
横浜FMユース 0-0 武南高
【関東2部】
[第8節]
前橋育英高 7-1 日本航空高
[前]斉藤雄太郎(3分)、小牟田洋佑2(10分=補・筑井駿、63分=補・斉藤雄太郎)、白石智之(45分=補・湯川純平)、飯沼壮貴2(60分、66分=補・白石智之)、小川雄生(86分)
[日]檀崎君平(41分=補・青木巽)
鹿島ユース 1-0 鹿島学園高
[ユ]谷川貴也(57分)
桐蔭学園高 4-2 成立学園高
[桐]山田和輝(6分=補・杉浦拓也)、有元漠(10分=補・杉浦拓也)、杉浦拓也(29分=補・泉宗太郎)、吉田周平(70分)
[成]榎本光希(38分=補・飯田涼)、渋谷修一郎(60分=補・石堂圭太)
矢板中央高 1-1 大宮ユース
[矢]堀越龍也(71分=補・中田充樹)
[大]工藤将太朗(74分=補・飯野峻地)
佐野日大高 5-4 川崎U-18
[佐]森恒貴(5分)、吉澤彰峻(13分=補・大賀瑞季)、岩撫大貴(24分)、床井直人(27分=補・森恒貴)、中山翼(45分=補・床井直人)
[川]山口慎史(20分=補・奥沢宏幸)、仲川輝人2(39分、76分)、苅部隆太郎(52分)
浦和東高 1-2 幕張総合高
[浦]有野涼(66分)
[幕]井上聡2(9分=補・森田陽彦、83分=補・斉藤洋介)
<写真>F東京U-18vs.桐光学園。後半43分、岩木の決勝FKを喜ぶF東京イレブン
(取材・文 吉田太郎)
特設:プリンスリーグ(U-18)2010
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