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「Y☆voice_8」流通経済大柏高MF吉田眞紀人「昨年は遠慮が、今年は自分が」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第8回は流通経済大柏高(千葉)のエース候補として期待を集めているMF吉田眞紀人選手(3年)です。昨年の全日本ユース選手権では2年生ながら名門の10番を背負った左利きのアタッカー。強引に突き進むドリブルと得点力など攻撃センスの高さは注目だ。本田裕一郎監督の求める運動量、周囲を活かすプレーが身につけば大化けする可能性もありそうな大器の現在の目標とは?

―武南戦(4月25日)はGKの頭の上を越す、素晴らしい先制ゴール
「シュートがあんなにいいところにいくとは思っていなかった。ただ、まだまだチャンスがあった。自分はプレーでチームを引っ張っていきたいので、もっとゴールにつながるプレーをしないといけない」

―自分の武器としているものは?
「武器はドリブル、1対1です。自分は足が速いわけではないけど、ボールを取りに来た相手をかわすとか、相手の逆を取るのは得意。でもドリブルだけじゃダメ。いろいろな意味で攻撃をつくれるようにしなければならない」

―ポジションは左MFやFW
「トップ下が一番やりやすいけど、チームは4-4-2なので。このシステムで自分を活かせるようにする。プリンスリーグの最初の頃に比べると状態は良くなっている」

―昨年は全日本ユース選手権で10番を背負っていた
「1、2年の頃は期待されていたと思うけど、自分に遠慮があった。今年は自分が引っ張っていく」

―今年のチームは層が本当に厚い
「個性が強い。それが、かみ合うことができれば日本一を取ることができると思う。頑張って上にいきたい」

―目標としている選手は?
「中村俊輔さんです。キック精度が高いし、ボールタッチが柔らかいので」

―吉田選手自身もマリノス出身
「中学を卒業する時、ユースという選択もあったと思うけど、それを蹴ってこっち(流通経済大柏)に来ている。やっぱりマリノスには負けたくないです」

―試合を見る人にはどのような部分を注目してもらいたい?将来の目標も教えてください
「ゲームをつくれるところ、プラスアルファとしてドリブルを見てもらえれば。進路は高校卒業する時にプロへいきたい。マリノスに帰ることができれば一番いいと思います」(取材日4月25日)

(取材・文 吉田太郎)

連載:
「Youth star voice」
[高校サッカー]

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