日本vsイングランド 試合後の選手コメント
[5.30 国際親善試合 日本1-2イングランド グラーツ]
日本代表は30日、オーストリア・グラーツでイングランド代表と強化試合を行い、1-2で逆転負けした。日本は前半7分、MF遠藤保仁の右CKからDF田中マルクス闘莉王が先制点。ところが、後半27分に闘莉王、同38分にはDF中澤佑二の連続オウンゴールで逆転された。
以下、試合後の選手コメント
●MF大久保嘉人(神戸)
「こっちはつなげないから上がれもしないし、カウンターに行って取られて逆カウンターになって戻って…。ディフェンスの時間が長かった。ほとんどボールも来なかったし。足元足元で、間が空いてるのにパスが来なくて。落ち着いてやらないと、リズムが出ない。ディフェンスしかしてない。焦らずにやらないと。ディフェンスは連動していたけど、攻撃は全然。ボールを取ってからが難しかった。前に前に行っちゃって。アジアだと行かないのに、行っちゃう。こっちがブロックをつくっているときはイングランドも何もできてなかった。それはよかったけど、攻撃は…。ゴール前でほとんどチャンスがなかった。ボールを取ったとき、急いで前に行こうとするから取られる。攻撃で落ち着いて周りを見てほしい。試合中も言ってたけど、試合後も話した」
●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
「良くはなっているけど、こういう相手にも勝たないと、目標には届かない」
―一番の収穫は?
「…そうですね。攻撃のときに何度かいい場面があって、シュートまでいった。そこは収穫。回数は少ないけど、(イングランドとは)現状としては認めないといけない差がある。そういう相手に勝つには、そのチャンスで決めないといけない」
●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―ゲームキャプテンだったが?
「試合前に言われた。僕もビックリしたけど、キャプテンはだれがやっても変わらない。僕も特別なことができるわけじゃない。ただ、キャプテンマークを巻いているだけ。監督には短く“やってくれ”と言われた」
―4-1-4-1はどうだった?
「守備は安定というか、1枚阿部ちゃんを置いたことで、そこまで崩されることはなかったけど、ボールを奪ってからなかなか前に行けなかった。そこが課題。うちがボールを取ったとき、相手は切り替えも遅かったし、回せたかなと思うけど、回す途中にミスがあって…。遅攻になったとき、もう少し攻撃での工夫がないとなかなか崩せないかなと思う。個人的にはミスしてチームに迷惑をかけたし、チームとしても攻撃の部分を上げていきたい」
―最後にオウンゴールで2失点したが?
「あの時間に失点したけど、その前にPKもあったし、取られてもおかしくない場面はあった。そこはDF、GKが頑張ってくれたけど、あの時間に失点したというのは前半からのジャブが効いていたのかなと思う」
―手応えは?
「正直、まだまだ。韓国戦から多少雰囲気が変わるというか、雰囲気が悪かったから…。少しでも手応えをつかんで、少しは前進できたかなと…」
●DF田中マルクス闘莉王(名古屋)
「最後の最後。相手の方が1つ上だった。後半もチャンスはあったし、決定的なチャンスはうちの方があったと思う。でも、前(の選手)は怖いね。途中から入ってくる選手もすごい。ビックリするね。それを楽しみながらやるか、苦しそうにやるかで、全然違う。みんな生き生きしていたし、最初は自信のないやつもいたけど、後ろは自信も付いて楽しそうにやっていたと思う」
―オウンゴールの場面は?
「気にしていたらしょうがない。俺が触ってなくても中で合わせられていたかもしれないし、あそこで頭を出すのがオレだから。後悔してもしょうがない。前を向くしかない」
―4-1-4-1のシステムは?
「システムは関係ない。どんどんゲームをやっていかないと。ホワイドボードじゃ上手くならない」
―なかなか点が取れないが?
「オレが点を取ればいい。それぐらいのつもりでいる」
―コンディションは?
「100%じゃないけど、90分出れたのはよかった。久々のフル出場だったし、もっと息が上がるかと思ったけど」
―今日出た課題は?
「試合を勝つためのポイントがある。今日も2点目を入れていれば勝ってたと思う。そこで決められないのが力の差で、最後に逆転負けした。先に取った1点をもっと生かさないといけない。こういう舞台では、そういうチャンスを逃したらダメ」
―2失点ともオウンゴールだったが?
「逆に自分たちが触っている分、良かったんじゃないかなと思う。触れないほど完全にはやられてない」
●DF中澤佑二(横浜FM)
―手応えをつかめた?
「手応えとかはあまり気にしてない。勝ちたかった。いくら集中していても、どんな形であれ、失点は受け止めないといけない。サイドで展開されると、(センターバックが)後ろ向きに守らないといけない。センチ単位の問題」
●GK川島永嗣(川崎F)
「アンラッキーな形で失点したけど、次につながるし、自分自身アピールになった。イングランドのような強い相手にどう戦うか。試合の中でイメージできた」
―いつ先発を言われた?
「ちゃんと言われたのは今日」
―そういう雰囲気はあった?
「あまりなかったけど、出たい気持ちはいつも変わらないし、自分も常にW杯に向けて準備してきた。それを試合で出せたと思う」
―試合後のチームの雰囲気は?
「結果は悔しさが残るけど、あと1試合あるし、修正していきたい」
―PKは読んでいた?
「イメージを持っていて、そのイメージ通りだった」
―オウンゴールは不運もあったが?
「アクシデントは常に起こる。自分自身がそれに対応しないといけない。次に生かしたい」
(取材・文 西山紘平)
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W杯南アフリカ大会ページ
日本代表は30日、オーストリア・グラーツでイングランド代表と強化試合を行い、1-2で逆転負けした。日本は前半7分、MF遠藤保仁の右CKからDF田中マルクス闘莉王が先制点。ところが、後半27分に闘莉王、同38分にはDF中澤佑二の連続オウンゴールで逆転された。
以下、試合後の選手コメント
●MF大久保嘉人(神戸)
「こっちはつなげないから上がれもしないし、カウンターに行って取られて逆カウンターになって戻って…。ディフェンスの時間が長かった。ほとんどボールも来なかったし。足元足元で、間が空いてるのにパスが来なくて。落ち着いてやらないと、リズムが出ない。ディフェンスしかしてない。焦らずにやらないと。ディフェンスは連動していたけど、攻撃は全然。ボールを取ってからが難しかった。前に前に行っちゃって。アジアだと行かないのに、行っちゃう。こっちがブロックをつくっているときはイングランドも何もできてなかった。それはよかったけど、攻撃は…。ゴール前でほとんどチャンスがなかった。ボールを取ったとき、急いで前に行こうとするから取られる。攻撃で落ち着いて周りを見てほしい。試合中も言ってたけど、試合後も話した」
●MF本田圭佑(CSKAモスクワ)
「良くはなっているけど、こういう相手にも勝たないと、目標には届かない」
―一番の収穫は?
「…そうですね。攻撃のときに何度かいい場面があって、シュートまでいった。そこは収穫。回数は少ないけど、(イングランドとは)現状としては認めないといけない差がある。そういう相手に勝つには、そのチャンスで決めないといけない」
●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―ゲームキャプテンだったが?
「試合前に言われた。僕もビックリしたけど、キャプテンはだれがやっても変わらない。僕も特別なことができるわけじゃない。ただ、キャプテンマークを巻いているだけ。監督には短く“やってくれ”と言われた」
―4-1-4-1はどうだった?
「守備は安定というか、1枚阿部ちゃんを置いたことで、そこまで崩されることはなかったけど、ボールを奪ってからなかなか前に行けなかった。そこが課題。うちがボールを取ったとき、相手は切り替えも遅かったし、回せたかなと思うけど、回す途中にミスがあって…。遅攻になったとき、もう少し攻撃での工夫がないとなかなか崩せないかなと思う。個人的にはミスしてチームに迷惑をかけたし、チームとしても攻撃の部分を上げていきたい」
―最後にオウンゴールで2失点したが?
「あの時間に失点したけど、その前にPKもあったし、取られてもおかしくない場面はあった。そこはDF、GKが頑張ってくれたけど、あの時間に失点したというのは前半からのジャブが効いていたのかなと思う」
―手応えは?
「正直、まだまだ。韓国戦から多少雰囲気が変わるというか、雰囲気が悪かったから…。少しでも手応えをつかんで、少しは前進できたかなと…」
●DF田中マルクス闘莉王(名古屋)
「最後の最後。相手の方が1つ上だった。後半もチャンスはあったし、決定的なチャンスはうちの方があったと思う。でも、前(の選手)は怖いね。途中から入ってくる選手もすごい。ビックリするね。それを楽しみながらやるか、苦しそうにやるかで、全然違う。みんな生き生きしていたし、最初は自信のないやつもいたけど、後ろは自信も付いて楽しそうにやっていたと思う」
―オウンゴールの場面は?
「気にしていたらしょうがない。俺が触ってなくても中で合わせられていたかもしれないし、あそこで頭を出すのがオレだから。後悔してもしょうがない。前を向くしかない」
―4-1-4-1のシステムは?
「システムは関係ない。どんどんゲームをやっていかないと。ホワイドボードじゃ上手くならない」
―なかなか点が取れないが?
「オレが点を取ればいい。それぐらいのつもりでいる」
―コンディションは?
「100%じゃないけど、90分出れたのはよかった。久々のフル出場だったし、もっと息が上がるかと思ったけど」
―今日出た課題は?
「試合を勝つためのポイントがある。今日も2点目を入れていれば勝ってたと思う。そこで決められないのが力の差で、最後に逆転負けした。先に取った1点をもっと生かさないといけない。こういう舞台では、そういうチャンスを逃したらダメ」
―2失点ともオウンゴールだったが?
「逆に自分たちが触っている分、良かったんじゃないかなと思う。触れないほど完全にはやられてない」
●DF中澤佑二(横浜FM)
―手応えをつかめた?
「手応えとかはあまり気にしてない。勝ちたかった。いくら集中していても、どんな形であれ、失点は受け止めないといけない。サイドで展開されると、(センターバックが)後ろ向きに守らないといけない。センチ単位の問題」
●GK川島永嗣(川崎F)
「アンラッキーな形で失点したけど、次につながるし、自分自身アピールになった。イングランドのような強い相手にどう戦うか。試合の中でイメージできた」
―いつ先発を言われた?
「ちゃんと言われたのは今日」
―そういう雰囲気はあった?
「あまりなかったけど、出たい気持ちはいつも変わらないし、自分も常にW杯に向けて準備してきた。それを試合で出せたと思う」
―試合後のチームの雰囲気は?
「結果は悔しさが残るけど、あと1試合あるし、修正していきたい」
―PKは読んでいた?
「イメージを持っていて、そのイメージ通りだった」
―オウンゴールは不運もあったが?
「アクシデントは常に起こる。自分自身がそれに対応しないといけない。次に生かしたい」
(取材・文 西山紘平)
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