大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第19回は1月の全日本大学選手権で優勝した明治大のストライカー、FW久保裕一選手(4年=名古屋U18)です。すでにジェフユナイテッド千葉に特別指定選手として登録されるなど、注目を集めているFWは今季関東1部リーグ戦の得点王争いの首位に立つなど、パフォーマンスも上々。献身的な守備でチームからの信頼も厚い久保選手の今年にかける意気込みとは?

―今季は開幕からゴールを量産しているけれど?
「今年はシュートをいっぱい打つこと。FWなんでゴールを意識しています。(ゴール数が多いことについて)自分としては、このままコンスタントに数字を伸ばしていければと思っています」

―千葉の練習には?
「火曜日と水曜日とか、毎週いけるときに参加させてもらっている。本来ならばなかなかチャンスがないですけれど、上のレベルでしっかりやりたいというのもあった。自分にとって足りない部分を少しでも補っていきたい。感じるのは大学に比べてJリーグはスピードが速いということ。でも帰ってきたときには余裕をもってプレーすることができています」

―現在考えている自分の特長は?
「前線で身体を張ること。前からの守備。明治は守備からなのでこの部分はしっかりやっている。あとはFWなので、決めるところを決められる選手を目指してます」

―インカレで優勝して迎えた今年、自分自身の意識は変わった?
「インカレの優勝は自信になりました。今年はこれまで以上にシュートを意識していることですね。また、点が入っていることもあるけれど、ゴール前で落ち着くことが出来ていると思います。練習参加して、Jの人はシュートがうまいなと感じました。だから練習からシュートへの意識は高めています」

―今年の目標を教えてください
「プロのFWは結果が一番。ゴールが評価される。これは意識してやっていかないといけない。大事な試合でも1点、2点取れるFWになりたいです」

(取材・文　吉田太郎)