高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第19回は名古屋グランパス加入内定が発表された三菱養和SCユースのFW田中輝希選手(3年)です。名古屋入りを決めた田中選手の決断の理由や来季の目標とは?

―名古屋入りが決まってからの試合(5月16日、対東京Vユース。3-3)。感想を
「身体が思ったように動かなくて、きょうは全然ダメでした。進路決まって引き締まったし、やらなきゃダメという気持ちがあったけどプレーで表現できなかった。チーム的にはよかったけれど、自分は身体が動かなかった。ミス連発だった」

―現在のチームについては?
「試合の運び方がまだうまくない。きょうも3-1の後に締める部分がまだかなと」

―名古屋入りを決めた理由は?
「名古屋の練習・キャンプに参加して、あのサイド攻撃とかが自分のスタイルに合うと感じた。あと、(名古屋の強化担当者が)小まめに連絡をくれて。なんていうか熱い思いに心打たれたので、応えたいと思った」

―名古屋の街のイメージは?
「名古屋駅に着いたときは印象は東京とあまり変わらないなと。練習場の周りの景色は全然違いましたけれどサッカーをやりにいくんで。関係ないです」

―名古屋サポーターにはどの部分を見てもらいたい?
「自分が前向いてボールを持ったとき、仕掛ける動き。パワーで局面を打開する動きを見てもらいたい」

―来季、プロ1年目の目標は?
「入団(内定)したからには1年目だからといってほかの選手に遠慮するのではなく、1年目からでも試合に出て活躍したい」

―もう今年はプレーに集中するだけ
「養和に恩返しのつもりでやらないといけない。高円宮の出場は厳しい状況ですけど、全国へ。そして養和でひとつでもタイトルを取りたい」

(取材・文　吉田太郎)

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「Youth star voice」
[高校サッカー]