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[ナイキカップ]強豪対決は市船橋制す!(横浜FMユースvs市船橋)

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[6.12 THE NIKE CUP JAPAN GSグループA第1戦 横浜FMユース 0-1 市立船橋高 時之栖]

 7月11日に東京・味の素スタジアムで開催されるフットボールフェスティバル「THE NIKE CUP JAPAN FINAL」。栄冠を目指す東日本大会グループステージの開幕試合で、09年全日本ユース選手権優勝の横浜F・マリノスユース(神奈川)と全国高校選手権優勝4回の名門・市立船橋高(千葉)が激突。FW高澤将平の決勝ゴールにより、市船橋が1-0で勝った。

 09年日本クラブユース選手権得点王のMF松本翔とU-17日本代表のMF鈴木雄斗らアタッカー陣がテンポよく攻める横浜FMユースだったが、市船橋は4-4-2システムの最終ラインとダブルボランチが相手選手を挟み込み、バイタルエリアで相手に前を向かせない。狙い済ましたディフェンスでボールを奪うと、勢いそのままにSB、CBまでもが積極的に攻撃参加。左サイドのドリブラー杉山丈一郎らとともに鋭いカウンターを繰り出した。

 横浜FMユースも21分に右MF斉藤彰太の突破から中央で鈴木が粘り、最後は松本が強烈な右足シュート。直後にはフリーで前を向いた鈴木の右足シュートが市船橋ゴールを襲う。DFラインの背後を突こうとする横浜FMユースだが市船橋はDF鈴木潤や「勝ったのはGKのおかげ」と鈴木が讃えたGK夏井智大の積極的な飛び出しなどでゴールを許さない。

 1点勝負となった緊迫したゲームは相手のミスをしたたかに狙っていた市船橋が制した。後半19分、右サイドから相手DFがGKへつなごうとした横パスを高澤がカット。そのまま決勝ゴールを流し込み、試合を決めた。指揮を執った市船橋の曽我光利コーチは「(勝った要因の)一番は失点しなかったこと。よく守ってくれた」。強豪同士の一戦を制し、好発進した試合に鈴木は「自分たちは2年生だけど、力を合わせてやれば勝てる。優勝します」と宣言した。

(取材・文 吉田太郎)

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