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[ナイキカップ]“ゲキ”で奮起した横浜FMユース、7.11への望みつなぐ(横浜FMユースvs藤沢清流)

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[6.12 THE NIKE CUP JAPAN GSグループA第2戦 横浜FMユース 3-1 藤沢清流高 時之栖]

 市立船橋高(千葉)との初戦で敗れた横浜F・マリノスユース(神奈川)が7月11日に東京・味の素スタジアムで開催されるフットボールフェスティバル「THE NIKE CUP JAPAN FINAL」進出へ向けて生き残った。

 初戦黒星後、「(コーチから)それでいいのかと。フィジカル練習といってもいいくらい走って今回の試合に臨みました」とMF松本翔が明かしたように、第1試合後に“カツ”を入れられていた横浜FMユース。その効果もあってか、気合十分で藤沢清流高(旧大清水高、神奈川)とのグループステージ第2戦に臨んだ横浜FMユースは前半3分に松本の右CKからDF伊池翼が先制ゴールを決め、幸先よくリードを奪う。

 さらにMF高梨祐太がポスト直撃のシュートを放ち、スルーパスで抜け出したU-17日本代表MF鈴木雄太のシュートがポストをかすめる。ボールを持てば高い確率で対面の選手を抜き去ってしまう横浜FMユースのアタッカー陣は、個々がその攻撃力を存分に披露。ただ再三PAへ侵入するも決定機をものに出来ない横浜FMユースに対し、初戦を7-0で勝利し、勢いづいていた藤沢清流は簡単には止まらない。DF吉田侑司らが最後のところで身体を張り、前半を1失点で切り抜けると後半18分に交代策が当たり同点ゴールを奪う。

 それでも横浜FMユースはここから再び加速する。同点に追いつかれた後、局面での攻防戦を強引に制して自らへ流れを引き戻すと21分、左サイドをSB高野遼が打開。そしてラストパスを松本が冷静にゴールへと沈めて2-1と勝ち越した。25分にはGK不在のゴールへ吸い込まれそうになった相手のシュートを高野をスーパークリア。何とかリードを守った横浜FMユースは29分、右サイドを抜け出した松本のラストパスを高梨が決めてグループステージ突破への望みをつないだ。

 松本は「対戦相手はみんなマリノスに対して挑みかかってくる。受けるのではなく、自分たちは力を見せ付けて勝たないといけない。ナイキ(カップ)といえばマリノスと言われるように、優勝目指します」。13日はグループステージ突破をかけて吉川市立東中戦。まだここで負ける訳にはいかない。

(取材・文 吉田太郎)


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