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ガーナがジャンのPKで勝利、セルビアは退場者出し自滅

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[6・13 10年W杯GL・D組 セルビア0-1ガーナ ロフタス・バースフェルド]

 10年W杯は13日、D組のセルビア-ガーナ戦が行われ、ガーナが1-0の勝利を収め、今大会のアフリカ勢で初の勝利を収めた。

 セルビアは4-4-2のシステムで、GKはウラジミール・ストイコビッチ。DFラインは右からブラニスラフ・イバノビッチネマニャ・ビディッチアレクサンダル・ルコビッチアレクサンダル・コラロフ。中盤はフラットで、右からミロシュ・クラシッチデヤン・スタンコビッチネナド・ミリヤシュミラン・ヨバノビッチ。ツートップはマルコ・パンテリッチニコラ・ジギッチが並んだ。

 一方のガーナは4-3-3システム。GKはリチャード・キングソン。DFラインは右からジョン・ペイントシルジョン・メンサーイサーク・ボルサー、ハンス・サルペイ。アンカーにアンソニー・アナンが入り、その前方にクワドゥオ・アサモアケビン・プリンス・ボアテングが並ぶ。3トップは右ウィングにプリンス・タゴエ、左ウィングにアンドレ・アイェウ、そしてワントップがアサモア・ジャンとなっている。

 試合は序盤からガーナがペースを握る。ギャンを中心にアナン、アサモアらがシュートを放ち、セルビア・ゴールを脅かした。防戦一方だったセルビアも前半30分過ぎに反撃を開始し、パンテリッチやスタンコビッチがミドルシュートからガーナ・ゴールを脅かす。前半は一進一退の攻防が続き、0-0のまま後半へと突入した。

 後半に入ってもガーナのペースは変わらず、セルビアはミリヤシュに代えてズトラフコ・クズマノビッチを投入し、中盤の守備を強化。しかし後半29分、ルコビッチが2度目の警告を受けて退場となると、ガーナの猛攻の前にセルビアの選手たちは数的不利も相まって疲労から足が止まり出した。

 そして後半38分、右サイドからのクロスボールをPA内のクズマノビッチが手で弾いたとしてPKを宣告される。これをギャンが確実に決めてガーナが均衡を破った。

 後が無くなったセルビアはここから猛攻を仕掛けるも、逆にカウンターを受ける。後半ロスタイムには抜け出したギャンがポスト直撃の惜しいシュートを放ち、あわや2点目かという場面も。結局、試合はそのまま1-0で終わり、ガーナが貴重な勝ち点3を挙げた。

 勝利を収めたガーナは19日にオーストラリアと対戦。一方、敗れたセルビアはその前日の18日に強豪ドイツと対戦する。

<写真>後半39分に決勝点となるPKを決めたガーナFWアサモア・ジャン
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(文 宝田雅樹)

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