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南米対決はブラジルに軍配

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[6・28 10年W杯ベスト16 エリス・パーク]

 10年W杯は28日、決勝トーナメント1回戦のブラジル-チリ戦が行われ、ブラジルが3-0の勝利を収め、5大会連続の準々決勝進出を果たした。

 ブラジルはお馴染みの4-5-1システム。GKはジュリオ・セーザル、DFラインは右からマイコンルシオフアンミシェル・バストス。ダブルボランチは負傷したフェリペ・メロの代わりに今大会初先発のラミレスジウベルト・シウバとコンビを組、2列目は右がダニエウ・アウベス、左がロビーニョ。トップ下は負傷したジュリオ・バチスタに代わって出場停止明けのカカが入り、1トップはルイス・ファビアーノが務めた。

 一方のチリはお馴染みの4-3-3システム。GKはクラウディオ・ブラボ、4バックは右SBがマウリシオ・イスラ、出場停止のガリー・メデルとワルド・ポンセの代わりに今大会初先発のパブロ・コントレラスゴンサロ・ハラとコンビを組み、左SBは今大会初先発のイスマイル・フエンテス。中盤のアンカーには出場停止のマルコ・エストラーダの代わりに出場停止明けのカルロス・カルモナが復帰し、右にアルトゥロ・ビダル、左にジャン・ボセジュール。3トップは右にアレクシス・サンチェス、左にマルク・ゴンサレス、中央にウンベルト・スアソが2試合ぶりに入った。

 試合は前半34分、右CKからマイコンがゴール前にクロスを上げると、フアンが高い打点のヘディングでボールをゴールに突き刺し、ブラジルが先制。さらにその4分後、カウンターから左サイドを突破したロビーニョがPA手前にパス。カカがダイレクトでゴール前にスルーパスを通すと、抜け出したL・ファビアーノがGKブラボをかわしてシュートを流し込み、あっという間にリードを2点に拡げた。

 後半に入ると、チリのマルセロ・ビエルサ監督もホルヘ・バルディビアとロドリゴ・テージョを一度に投入し、反撃を試みる。しかし、依然としてブラジルがペースを握り続けた。

 そして迎えた後半14分、ラミレスが中盤でボールを奪うと、ドリブルでゴール前に持ち込みラストパス。これをロビーニョが鮮やかに決め、ブラジルが駄目押し点を挙げた。

 その後も前掛かりになるチリに対し、ブラジルが効率よくカウンターからチャンスを作る。結局、チリはチャンスらしいチャンスを作れないまま1点も返せずに試合終了となった。

 勝利を収めたブラジルは、2日に準々決勝でオランダと対戦。一方、敗れたチリは62年W杯以来12大会ぶりの準々決勝進出はならなかった。

<写真>勝利を喜ぶブラジル
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(文 宝田雅樹)

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