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前節大敗で“目覚めた”広島、横浜FMに3-0快勝

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[7.18 J1第13節 広島 3-0 横浜FM 広島ビ]

 サンフレッチェ広島がホームで横浜F・マリノスに3-0で快勝。今季5勝目を挙げて7位へ浮上した。

 前節、ホームでC大阪に5失点大敗を喫していた広島。だが、この日は前半から横浜FMゴールに襲い掛かった。まずは前半37分、PA付近の混戦からMF中島浩司が豪快な右足ミドルを叩き込み先制。さらに2分後には右サイドからの浮き球を胸トラップでコントロールしたFW佐藤寿人が、絶妙な左足シュートをゴール左上へ突き刺して2-0とした。

 横浜FMは南アフリカ帰りのDF中澤佑二がMF森崎浩司のシュートを体を張ってブロック。後半11分にはMF中村俊輔の左足ミドルがゴールを捉えるなど反撃を試みる。だが広島は14分、カウンターからMF山崎雅人が右サイドを駆け上がったMF青山敏弘の前方へ丁寧なパス。相手守備陣を引き付けた青山が中央へラストパスを送ると、走りこんだ森崎浩が左足でゴールへと押し込み、試合を決定付けた。

 横浜FMは15分に中村がDFの背後へ落としたボールに走りこんだFW渡邉千真が右足ダイレクトボレー。17分に送り出した17歳FW小野裕二がいきなりDFストヤノフを振り切ってラストパスを送るなどゴールへ迫る。だが、最後まで1点を奪うことができず押し切った広島が3-0で勝った。

 先制ゴールを決めた中島は試合後のインタビューで「(サポーターの)期待に応えたいと思っていた。次に向かって準備して上位へ食い込めるように頑張る」と宣言。前節の大敗で“目覚めた”広島は、4試合ぶりの勝利を足がかりにこれから上位進出を目指す。

(文 吉田太郎)

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