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川崎Fの新守護神・相澤が好セーブ連発で“初勝利”。「気分がいい」

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[7.25 J1第14節 川崎F1-0京都 等々力]
 川崎フロンターレが京都を1-0で下し5試合ぶりに白星を挙げ、4位に浮上した。鋭いドリブルとスルーパスでジュニーニョの決勝弾をアシストをしたMF楠神順平、その起点となるタテパスを入れたMF中村憲剛も素晴らしかったが、日本代表GK川島永嗣の移籍に伴い、守護神の座を掴んだ相澤貴志が再三の好セーブを見せ、勝利に大きく貢献した。
 後半44分に1点リードを奪い、ロスタイムに突入した直後だった。京都の元日本代表FW柳沢敦がドリブルで仕掛けてDFを交し、左足でシュートを放ってきた。コースも良く決定的なシーンだったが、相澤が鋭く反応してファインセーブ。土壇場でね同点を防いだ。その他、前半からディエゴやドゥトラら相手の強力攻撃陣に何度か決定的なシュートを打たれたが、好判断で弾き出し無失点に導いた。
 「ロスタイムのシュートは、コースが見えていました。チーム全体で集中してやれたと思う。無失点? 守備陣としては気分がいい。チームとして課題としてしてることが、やれてよかった」
 相澤は笑みをこぼし、少しばかり自信を深めた表情を見せた。川島がベルギー移籍後、3試合目の先発で初めて勝利を挙げた。プレッシャーもあったが、控えGKでも、ひたむきに練習してきた成果が出ている。
 エース・ジュニーニョが怪我から復活し、新守護神も、その肩書きが板につく活躍ぶりを見せている。川島に鄭大世と絶対的な主力選手2人が抜けた川崎Fだが、優勝戦線浮上への“ピース”がそろってきた。
<写真>川崎F・GK相澤
(取材・文 近藤安弘)

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