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[MOM281]滝川二FW浜口孝太主将(3年)_自称アシスト役がV弾

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.2 全国高校総体2回戦 室蘭大谷 0-1 滝川二 具志川多種目球技場Bコート]

 決着をつけたのは「FWですけれど、どちらかというとチャンスメークの方が好き。自分が奪うよりも周りを使うタイプです。きょうは結果的に自分のゴールが決勝点になってしまいましたけれど」と苦笑いした滝川二(兵庫)FW浜口孝太主将(3年)だった。

 兵庫県大会決勝で4発を叩き込むなどの残した成績を見ると、貪欲なストライカーかと思いきや本人の評価は違った。ただし、その得点嗅覚が試合を決めのは確かだ。0-0で迎えた後半18分、途中出場のFW白岩涼とのパス交換で左サイドを攻略すると最後は白岩からのラストパスを中央で詰めて決勝点。大事な初戦でチャンスメーカーがゴールで勝利を呼び寄せた。

 栫裕保監督が「経験を積みながら成長している。いいキャプテンになりつつある」と目を細めるように、チームのためのことを常に考えることのできる選手。この日もそのリーダーシップが印象的だった。「ウチはノリのチーム。初戦勝ったらノレると思う」という浜口主将は、自分が火をつけたチームとともに4強、そして夏の日本一を狙う。

(取材・文 吉田太郎)

平成22年度全国高校総合体育大会「美ら島沖縄総体2010」

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